この記事は南台湾のサーフポイント、佳楽水(チャーロースイ)のポイントリポートです。
なるべく近場で海外サーフトリップをしたい!
と思ったらまず思い浮かぶのが、日本から飛行機でたったの3時間で行ける台湾。
そんな台湾のサーフポイントの中でもっともメジャーなポイントである佳楽水へ実際に行って知り得た情報をお伝えしていきます。
それではスタート!
もくじ
佳楽水(チャーロースイ)ってどこ?
佳楽水は台湾最南端のエリアにある南台湾のメインブレイクとなる台湾を代表するサーフポイント。
Googlemapだとここ↓
ポイント周辺には漁村公園(YucunPark)という公園?があり駐車場もあります。
ですが、皆沿道に停めているのでレンタカーやレンタルバイクでポイントへ行く場合でも駐車場所には困りません。
公共のシャワーとトイレもありました。
駐車場の場所はこちら↓
佳楽水(チャーロースイ)へのアクセス
佳楽水は高尾から高速バスで約2.5時間。
台北から陸路で行くと新幹線と、高速バスを乗り継いで約5時間の場所にあります。
日本から行く場合は高雄空港へ飛び、そこから高速バスで南へ下るのがベストなようです。
理想的なルートはおそらく以下の通りです。
↓(高速バス『墾丁列車9117路線』 2.5時間 NT$301)
恒春
↓(送迎orタクシー 15分 約NT$500)
佳楽水
台北からの陸路ルートの場合はこのようになります。
↓(高速バス『国光客運 1819 路線』約1時間 NT$125)
台北駅
↓(新幹線 約2時間 NT$1450)
高雄左営駅
↓(高速バス『墾丁快速9189路線』 約2時間 NT$383)
恒春
↓(送迎orタクシー 15分 約NT$500)
佳楽水
台北からだと結構ハードです(笑)
佳楽水までの詳しいアクセスレポートは別記事で書きましたので、そちらも是非参考にしてみてください。
佳楽水(チャーロースイ)のサーフエリア
佳楽水のサーフエリアは大きく分けて2カ所。
向かって左側の玉石のレフトと
向かって右側の河口のエリア。
玉石レフト
玉石のレフトはもちろんレフトブレイク。
ボトムは玉石とロックが混在していますが、
比較的水深があるのでリーフブーツは要りません。
厚めでメローな波はロングボードに最適そうです。
もちろんショートボードでも楽しめますが、
サイズが下がると割れづらくなりテイクオフが厳しくなります。
そのため、佳楽水に現れるローカルサーファーの多くがロングボーダーです。
ゆったりメローで人も少ない。
ロングボーダーには天国かもです。
河口エリア
河口エリアは基本はライトの波のようですが、どちらにも行けるようです。
訪れた時はコンディションが悪く、河口エリアでは一度もやりませんでしたので詳しくはわかりません。
佳楽水のシーズン
南台湾でもっともコンスタントに波があると言われている佳楽水は年間を通じて波乗りが楽しめるようですが、ローカルガイド曰く
「冬場が最も波が有り安定してサーフィンが出来る時期」
だとの事です。
11月~3月は北東の季節風(モンスーン)により波がもたらされるため、コンスタントに波があるようです。
ただし、北東風が強く吹くためサイズは有っても若干面が荒れ気味なコンディションとなる確率が高いです。
私が訪れた時は、1月末で5日間佳楽水に滞在しましたが、
連日肩〜頭で風速10m~15mの強烈な北東の風(サイドオフ)が滞在中常に吹いていました。
日本であれば風速10mを越える風が吹けば、ジャンクなコンディションになって波乗り出来る波ではなくなりますが、
佳楽水はウネリの力が勝るのか、不思議とピークは整っていました。
季節風が弱まる日にはクリーンなブレイクが現れるようです。
8~9月は台風ウェルが狙えますが、日本と同じで夏場は台風が無ければ基本波は小さいようです。
玉石エリアの入り方と戻り方
ガイドを付けずにサーフィンをされる方のために、
アウトへの出かたと戻り方の注意点を書いておきます。
入り方
玉石エリアへのエントリーは漁村公園(YucunPark)からビーチへ降りた場所からパドルアウトします。
googlemapだとこの辺り↓
向かって斜め左方向に向かうカレントがあるのでそれに乗って出て行きます。
玉石エリアと河口エリアの間には、緩やかながら沖へ向かうカレントもあるっぽいので、
河口側に近づいてボーっとしていると沖へと流されます。
私も流されかけて戻るのが大変でしたし、別の日には他の人が流されて騒いでいました 汗
波のサイズが有ってガイドを付けてない場合や、
パドル持久力に自信の無い方は河口側には近づかない方が良いかもしれません。
岸への戻り方
玉石エリアのインサイドは岩や大きな石がゴロゴロしています。
そこから上陸は危険です。
エントリーポイントまで戻って上陸したほうがよいです。
ですが、エントリーポイント付近の沖へ向かうカレントは結構強烈なので
正面から岸に近づくのは大変です。
そのため波に乗って一旦インサイドまで寄って、
そこから岸と平行にパドルしてエントリーポイントに向かうと楽です。
また、エントリーポイントのインサイドはドン深気味になっていて、ショアブレイクを伴います。
そしてエントリーポイントのビーチの水面下は玉砂利です。
サイズが有るときの満潮時はショアブレイクが激しいのでタイミングを外してショアブレイクに巻かれると・・・
玉砂利にノーズを突き刺す羽目になりますので注意が必要です。
ラインナップのサーファー構成
海にいるほとんどのサーファーはローカルですが、ときより日本人のツアーご一行様が集団で入って来ていました。
メローな波質のため多くのローカルはロングボーダーです。フレンドリーな人が多く、ポイントの雰囲気もメローな雰囲気です。
人数は多い時で20名ほど。
人が多くて波が取れないといったヤキモキするような状況にはなりませんでした。
誰も居ない事が多いので、一人で入るのが不安なくらいでした。
佳楽水の周辺環境
佳楽水に滞在する場合にはサーフポイントの目の前に
ゲストハウスなどの宿が数件軒を連ねています。
ドミトリーの宿は1泊NT$600~900(¥2,000~¥3,600)
個室の宿は1泊1室NT$1,800~(¥6,000~)
この集落は宿があるだけで飲食店などの他の商業施設は何もありません。
宿集落から歩いて5分くらいのところに、飲食店やボードレンタルが数件集まっています。
佳楽水に滞在する場合、
レンタカーやレンタルバイクなどの足が無ければ、
この数件の飲食店群が旅人の台所となります。
このあたりの飲食店は一食300円程度でお腹一杯になるので、滞在中はほんとにお金を使いません!
そして、もっと台湾グルメを堪能したい場合は、佳楽水から車で15分の恒春(ヘンチュン)という街へ行くとよいです。
佳楽水にはほんとに海以外何も無い場所なので、波乗り以外でやることと言えば食うか飲むか寝るか。
バリ島のような賑やかさはなくても、1日2~3ラウンド入って安くて美味しい中華料理を味わい、南国のビール特有のゆる~い台湾ビールを浴びれば一日はあっという間でしょう。
まとめ
佳楽水の要点をまとめると以下の通りです。
- 玉石と河口がある。
- 玉石のレフトは分厚くメローなロング向けの波
- 冬場はコンスタントに波が有る。
- 冬場は風が強いことが多い。
- ポイント周辺には基本何もない。
- リーフブーツは不要
- オールタイドサーフィン可能
波も有るし、メローで人も少ない。
台北からだとアクセスが面倒ですが、人が少ないポイントでメローな波を楽しみたいという人はサーフトリップの候補にしてみてはいかがでしょうか。
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