南台湾サーフトリップレポート② 南湾でサーフィン

Oyajisurf

Oyajisurf.comの管理人。
毎朝仕事前に足繁く海へ通うが子供が生まれてからは週末サーファーに。競い合うのは苦手で、良い波より人の少ない波を選びゆるゆると楽しんでいる。本業はIT関連の個人事業主。
ホームポイントは宮崎県の木崎浜。

前回の話はこちら

2018年1月25日。
台湾サーフトリップ2日目。

宮崎からたったの3時間でこれる台湾。
でも南台湾へいくためにはここからが大変!。

この日は新幹線と高速バスを使って台湾南端のエリアにある南湾という観光地へ移動します。
九州の福岡から鹿児島の南端を目指すような感じです。

しかもサーフボードというお荷物を抱えて。
ハードな一日になりそうです。

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南台湾に向けて

今居る台北は人口260万人の台湾の首都。
大阪市と同じくらいの大都市です。

そんな街の朝は当然通勤ラッシュが起こります。

人ごみの中、ボードを持って歩くのはこの上なく邪魔。
重いし、気まずいったらありゃしない。

ボード以外にもアレコレ荷物を詰め込んだハードケースは、
ちょっと歩いただけで肩が砕けそうです。

地下へ潜り窓口で知っている限りの英語と中国語を使ってなんとか乗車券をゲット。
新幹線に乗り込み高雄へ向かいます。

高雄からは高速バスに乗り換えてさらに南へと南下。

徐々に車窓に写る景色には椰子の木が増え始め、
中華系の建物や看板の繁体字と椰子の木が織りなす独特の雰囲気を醸し出す景色に変わっていきます。

変わりゆく景色を楽しみながら高速バスに揺られること3時間。
南湾に到着します。

ついたぞ南台湾!

バスを降りた場所はオフシーズンの冬のビーチリゾート。
さすがに人気が無く閑散としています。

降り立ったバス停を振り返れば、白砂のビーチが目に飛び込んできます。

うみーーーーっ!

いっきにテンションマックス。
ボードをバス停に置いたままビーチへ駆け寄ります。

岸へ寄せるウネリを目で追うと・・・割れない 笑

うねりは割れずにインサイドでバシャッ。
乗れないやつやないかーい。

まぁ今日は観光だと思って波は期待していなかったので想定内想定内。
気を取り直して宿を探します。

メインストリート沿いにはゲストハウスや飲食店などが立ち並んでおり、いかにも観光地的な雰囲気。
ところどころレンタルボードが通り沿いに出ているせいでしょうか、どこかサーフタウンっぽさがあります。

Goolemapを片手に宿を探しながら歩いていると、正面からサーフスケートに乗って真っ黒に日焼けした少年とすれ違います。

やはりこの辺りはサーフィンが盛んでしょうね。

しばらく歩くと、これまた台湾人とは思えない真っ黒に日焼けした人が店の前に数人。
どうやらこの店がこの日の宿のようです。

サーフショップと宿が併設されており、
いかにもサーファーなお姉ちゃんに部屋を案内されます。

一息つく間もなく荷物をアンパッキング。
ボードが無事でありますようにと祈るようにハードケースからボードを引き出しチェックします。

クラッシュは無くなんとか無事の様子。
大きく息をついて時計を見ればすでに3時過ぎ。

そういえば、朝ゲストハウスの薄い食パンを2枚食べただけで、何も食べていませんでした。
ひとまず食べものを探さなくては!

歩いてビーチへ行くと、多くの観光客で賑わっています。

売店や屋台が出ており、目についた物をとりあえず買って腹に詰め込む。

油が臭い・・・てかクソマズい。

南湾でサーフィン!

ビーチの先をよく見ると遠くにサーフィンをしている二人の人影が見えます。
どうやらその辺りがここ南湾のサーフエリアなのでしょう。
近くへ行ってみるとダンパーではないものの、腰腹サイズの小ぶりの波。
早めのブレイクです。

しばらく波の様子を伺っていると、今度はキッズとその父親らしき二人のサーファーがこちらへ向かってきます。

父親らしきサーファーは海パン一丁で、まるでサモア人のように真っ黒に日焼けして、たくさんのタトゥーが入っています。

この辺りのローカルでしょうか。
満面の笑みで挨拶をしてみます。

「ハーイ!ニーハオ!」

すると優しい笑顔で挨拶を返してくれました。
父親サーファーが手に持っているロングタッパーを指差して、これだけで寒く無いのか?というつもりで聞いてみると。

サーファー「a little cold (ちょっと寒い)」

思わず日本語で「だよね!」と突っ込んで、親子を見送ります。

今は1月末。暖かい台湾とはいえ真冬です。
ネットの情報ではロングタッパーでOKとのことだったので私も海パンとロングタッパーだけしか持ってきていません。
はたしてこの装備で大丈夫なのか・・・

小さくても乗れそうな波を目の前にすれば当然私もウズウズしてきます。
彼らが帰ってしまう前に、一緒に入りましょう!

急いで宿に戻り、宿で着替えてサーフボードを抱えて戻ってきます。

最初に入っていた2人は既に帰ってしまったようで、海には親子サーファーと私の3人のみ。
準備運動なしに、親子がいるところに向かってパドルアウト。

右手奥は岩場になっており、ボトムはサンドからリーフに変化しています。
レギュラーオンリーで、たまに胸くらいのセットが入ってきます。

親子の近くまで行き、手をあげて笑顔でアイコンタクトをすると、笑顔で手を上げ返してくれました。

水温は思ったより高く、ロングタッパーで全然平気です。
ホッよかった・・・
ただ、足をつくと固めの海藻が足にまとわりつきチクチクと不快です。

コーラルリーフのように触れるだけで怪我するようなリーフではないので、リーフブーツはいりませんが、かなり浅いところでブレイクしているので、巻かれると怖い。

波を見極めながら、ローカル親子の邪魔をしないように、慎重に波を選んで楽しみます。
ブレイクが早く、テイクオフして終わりな感じのライディングがほとんどですが、アップスで気持ちよくインサイドまで走れるライディングが数本。

1時間くらいすると、親子サーファーが帰っていき私一人になってしまいます。

さすがに、見知らぬ土地のポイントで一人は怖い。

すぐに私も親子の後を追うように上がります。
宿につくと既に日は落ち、ひとっ風呂浴びて晩飯を求めてまた外へと飛び出すのでした。

次の話は『南台湾サーフトリップ③ 佳楽水でサーフィンだ!

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