南台湾サーフトリップレポート③ 佳楽水でサーフィンだ!

Oyajisurf

Oyajisurf.comの管理人。
毎朝仕事前に足繁く海へ通うが子供が生まれてからは週末サーファーに。競い合うのは苦手で、良い波より人の少ない波を選びゆるゆると楽しんでいる。本業はIT関連の個人事業主。
ホームポイントは宮崎県の木崎浜。

前回の話はこちら

3日目の早朝。
この日は南台湾のメインブレイク、佳楽水(チャーロースイ)へ移動します。
一泊だけお世話になったゲストハウスをチェックアウトすると、宿に面した通りにはお迎えらしきバンが停まっています。

南台湾の観光エリアには50㏄のレンタルバイクはあるようですが、
バリ島のようにサーフキャリアのついたレンタルバイクはありません。

というか・・・
サーフキャリアが付いたバイクをそこかしこでレンタルできるのはバリ島くらいなもんなんでしょうか。

ハードケースを肩から下げながら原チャリを運転!
なんて無茶な事ができるようなハードコアな性格ではありません。

移動手段が無いので、今回はガイドを利用することにしました。

佳楽水(チャーロースイ)のポイントを目の前にした宿を予約しています。
たぶん佳楽水(チャーロースイ)だけでしか波乗りしないだろうなぁ。

ポイント固定でサーフィンするのにガイドが必要なのかどうか悩みましたが、
佳楽水(チャーロースイ)は移動手段がないと飯に困るような場所です。
サーフィン以外の部分で世話してもらうためにガイドを雇うことにしました。

宿を出ると停まっているいかついフォルクスワーゲンのバンから
小麦色に日焼けして少々ぽっちゃりした台湾人が笑顔で車から降りてきます。

今回ガイドをしてくれるアシェンです。
ゲストハウスのオーナーでもありシェイパーでもあります。

お互い初めましての挨拶をして車に荷物を詰め込み、
いかにも年季のはいったディーゼルのエンジン音をとどろかせて車は走り出します。

いざ佳楽水へ出発!

アシェンは日本語を勉強しているようで多少の単語は分るようです。
英語と日本語と中国語を織り交ぜながらなんとか意思の疎通は行えます。

台湾の事、お互いの事を話しているうちに、
あっという間に佳楽水へ到着。

なにはともあれ波チェック!

ワクワクしながら海を一望すると、
あるある!波!

サイドの風ビュービューでヨレていますが、
ゴツゴツした岩や玉石の転がる岸の先にはゆったりとメローな波が割れています。

10数名のサーファーが入っており、そのほとんどがロングボード。
事前のリサーチでメローなポイントだということは知っていましたが、
なるほど、たしかにロングボードにはもってこいの波質のようです。

レッツ佳楽水サーフ!

車で着替えを済ませアシェンの後に付いて入水ポイントへ向かいます。
入水前にゲットの仕方について簡単なブリーフィング。

このポイントには強いカレントがあり、それに乗ってラインナップまで行くとのこと。

カレントがあるのか・・・

さらに入水ポイントとなるビーチのインサイドには激しいショアブレイク。
水面下は玉石。

そして、はじめてのポイント。
緊張が走ります。

タイミングを見計らって飛び込むようにいっきにパドルアウト。

ゆさゆさと大きく揺れる海面を全力でパドル。
ショアブレイクの危険なエリアを抜ければあとはカレントに運ばれてノードルフィンでラインナップまで楽々パドル。
アウトに出ると思ったよりサイズあるある。

掘れはしませんが分厚いウネリは威圧感がありサイズ以上にデカく感じます。
おそらくセットで肩頭くらい。

分厚いうねりは5.11fのショートボードではなかなか板が滑り出しません。
なんてのは多分言い訳だろな。ホントはパドルがヘボいだけ。うん、ヘボパド。

ヘボパドのため板の滑り出しが遅く、ブレイクを始めたスープの中からのテイクオフとなってしまいます。

きっと鬼の形相でボードにしがみついているんだろうな。。。カッコわるっ。

暴れるボードを抑え込みながらの不安定なテイクオフなため、
良いライディングにつながりません。

波はあるのに乗れないという歯痒い状況。
ただ滑り降りるだけで、その後ダラっと失速して終わってしまいます。

結局スッキリしたライディングがないまま2時間が経過。

いつのまにか一緒に入ったはずのアシェンが見当たりません。
先に上がったのでしょう。

私もそろそろ上がりたいところですが、
岸を振り返れば上陸できそうにないくらいゴツゴツとした岩場。
このまままっすぐ岸へ向かって上陸するのは危険です。

はて、どうやって上がればよいのやら。

ひとまず入水した場所の正面付近まで移動してから岸へ向かいます。
しかし、漕いでも漕いでもいっこうに岸は近づいてくれません。

それもそのはず。
入水ポイント付近には強烈なカレント。
休憩しようものならあっという間に沖へ逆戻り。

休めることのできない腕は疲弊し、ジリジリとした筋肉の痛みともに重くなります。
大きく呼吸を繰り返し、酸素を取り込もうとしますが、酸素の供給が追いつかない。

ゼーハー、ゼーハー
海から上がるのがこんなに辛いなんて・・・

岸までもうあと5メートルほどのところで次なる難所がまっています。
次なる難関は玉砂利ボトムのショアブレイク。

ドン深のインサイドはゆっさゆっさと海面をたゆらせ、岸ギリギリのところでドバッとブレイクします。
パドルを止めると沖に戻されるため、漕ぎながらタイミングを計る。

今だ!

岸へ打ち寄せた瞬間に全力パドル。
急いでボードから降りるとまだちょっと深い。
足を取られながら岸へ這い上がると、ギリギリのところで次のブレイクが後ろで割れている。

ふぃーーっ!こえーーっ!

行きはヨイヨイ、帰りが恐い。
毎回こんな思いをして海から上がらないといけないのかと思うと、
滞在中の波乗りが憂鬱になるオヤジなのでした。

次の話は『南台湾サーフトリップ④ 佳楽水での5日間

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