この記事は2018年1月に行った南台湾サーフトリップの移動面での詳細レポートです。
台北から南台湾まで陸路で行きたい!という方のために、
南台湾のメインブレイクである佳楽水(チャーロースイ)までのアクセスに関する事を記していこうと思います。
サーフトリップの様子はこちら↓
サーフトリップのまとめはこちら↓
それではアクセスレポートスタート!
もくじ
佳楽水までのルート
今回のサーフトリップでは、
私の最寄り空港の宮崎空港から週3便で就航している、
チャイナエアラインの台北直航便を利用して行ってみました。
まず先に言ってしまえば、
日本から南台湾に行くなら、
高雄空港へ飛ぶのが一番楽です。
なんですが・・・
貧乏地方在住サーファーの私には、そうもいかないわけでして。
乗り継ぎタイミングの問題とコスト面から、結局以下のようなプランで行きました。
↓(チャイナエアライン 3時間 ¥38000)
台北桃園空港
↓(シャトルバス『国光客運 1819 路線』約1時間 NT$125)
台北駅
↓(新幹線 約2時間 NT$1450)
高雄左営駅
↓(高速バス『墾丁快速9189路線』 約2時間 NT$383)
南湾
↓(ガイド送迎 約20分 NT$500)
佳楽水
宮崎空港→台北桃園空港
今回宮崎空港から搭乗したのはチャイナエアラインCI115便。
宮崎空港は小さなローカル空港なので、
1時間前空港着でも余裕たっぷりで搭乗できます。
悪名高い中華系航空会社ですが、
特に遅延することもなく定刻に離陸。
座席は3列+3列の小型機なので、
座席モニター等はありません。
離陸してシートベルトランプが消えたら直ぐに食事です。
配られてきたのは照り焼きのチキン。
他に選択肢はなく、味は旨くもなく不味くも無い。
いたって普通。
でも国内線並の短時間フライトで食事が出るのはありがたや、ありがたや。
約3時間のフライトはあっという間で台北桃園国際空港第2ターミナルに到着です。
入国カードと税関申告書は機内では配られませんでした。
イミグレーションのレーン入り口付近に必要書類は置いてありますが、
事前に機内で記入しておきたい場合は、
客室乗務員に声をかけて貰う必要があります。
飛行機を降りたら案内板の
「入境検査(immigraion)」
の方向に従ってイミグレーションへ向かいます。
イミグレーションに向かうまでに台湾銀行の両替所があったので、
そこで今回の旅の資金を全て両替しました。
ちなみに、両替所は到着ロビーに出ても
銀行系両替所が何箇所かあるので慌てる必要はありません。
あと、他のブロガーさんの情報によれば
空港外の街中の銀行で両替してもレートはさほど変わらないとのことです。
イミグレーションを抜けて無事入国、サーフボードを回収。
ポケットWifiのレンタル
事前にポケットWifiをネット予約していたため、受け取りに行きます。
今回利用したサービスはiVideo。ネット予約の早割適用で1日200円しないくらいでした。
受け取りは第2ターミナルの場合は地下2階のフードコート内のセブンイレブン。
フードコートの入り口付近にあるので直ぐわかります。
コンビニ店員に予約の際にプリントアウトした紙を見せて「iVideo」と言うと、
パスポートの提示を求められます。
パスポート番号で予約が確認取れたら
白い袋に入れられたポケットWifiを持ってきてくれました。
楽チン楽チン。
なお、SIMカードやポケットWifiのショップカウンターは空港内にいくつもありました。
英語もしくは中国語ができる方であれば、
事前に手配しなくても現地に行ってからでも問題なさそうです。
ポイント
- 両替は慌てなくても空港内に沢山ある
- チャイナエアラインはフライト中に入国カードが配られなかった。言わないとくれないかも
- 両替のレートは空港内外であまり違わない
桃園空港→台北駅
今回は到着が夜だったこともあり、
台北で一泊して翌朝から高雄へ向かいます。
桃園空港付近にはサーフボードを担いで歩いていける距離に安宿はありません。
それと、翌日すぐに新幹線に乗れるように、
台北駅付近の宿を予約しました。
そのために桃園空港から台北駅へバスで移動します。
桃園空港から台北駅まではバスで約1時間。
桃園空港から台北駅にはMRTと言われる地下鉄で行くこともできるようですが、
MRTは160㎝以上の長尺の荷物は載せられません。
なので、台湾サーフトリップではMRTでの移動は選択肢から外れます。
話を戻して、
桃園空港から台北駅へ行くバスに乗るために、
案内板の「客運巴士(Bus to city)」の文字を頼りにバスの乗車券売り場を目指します。
台北駅へのバスは国光客運の1819路線です。
窓口がズラッと並んだ乗車券売り場から『国光客運』の窓口を探し、
台北駅までの乗車券を購入。
ちなみに台湾の高速バスでは、サーフボードは半人前の料金(子供料金?)を取られる場合があります。
私の場合、行きは半人前の料金を取られて、帰りは取られませんでした。
追加料の要る要らないは、窓口スタッフの判断に委ねられるようです。
台北駅までの乗車券はNT$125。(約450円)
サーフボードの追加料がNT$65。(約230円)
合計NT$190(約680円)でした。
乗車券を買ったら窓口右手の出口を出て、
さらに右側の3番乗り場が国光客運1819路線の乗り場です。
大型のバスが既に待機していました。
付近にいるスタッフに乗車券を見せ、
バスのトランクルームにサーフボードを入れて乗車すると、
数分でバスは出発。
台湾の高速バスはUSBソケットが座席についている事が多いです。
今回台湾トリップで私が乗った高速バスにはすべて座席にUSBソケットが付いていました。
おかげでスマホのバッテリー切れにビクビクする事はありませんでした。
台湾の街並みを眺めること約1時間。
台北駅に到着します。
台北駅は東京駅のような存在でしょうか。歴史を感じるたたずまいは街のランドマーク。
バスを下車して徒歩で少し歩いたところに予約したドミトリー宿にチェックイン。
台北には先進的なドミトリー宿が沢山あります。
暗くて湿った印象のドミトリー宿のイメージは皆無
ベットはもはやカプセルホテル並み。
今回台北で宿泊した宿はタイワンユースホステル。
また使ってみたいかな。
桃園空港から台北駅へのポイント
- 高速バスは国光客運の1819路線
- 乗車時間約1時間
- 大人一人NT$125(約450円)
- サーフボードは子供料金取られるかも、その場合追加料金NT$65(約230円)
- バスの本数は多いので待ち時間はほとんどない
- サーフボードはトランクルームに預けられる
台北駅→高雄(左営駅)
台北から陸路で高雄へ行くには、
新幹線か高速バスに乗る必要があります。
新幹線なら5〜6千円、所用時間は約2時間。
高速バスなら2〜3千円、所用時間は約5時間。
値段は倍違いますが、
目的地でちょっとでもサーフィンしたいので新幹線を使いました。
ちなみに、後から知ったのですが実は新幹線には荷物制限があり本来は大抵のサーフボードは載せることが出来ません。
旅客1人につき手回り品は、1個あたりの長さが150センチメートル以内のもので、3辺の最大の和が220センチメートル以内のもので、総重量が40キログラム以内のものを持ち込むことができ、手回り品の持込制限を超える物品を持ち込んで乗車することはできません。
台湾高鉄公式サイトより
私の下調べ不足でしらずに載せてしまいました。
とくに何も言われることはありませんでしたが、載せてもらえない可能性がありますのでこの記事の方法は最善ではないことをあらかじめご了承ください。
あくまで旅のレポートとして書いていきますね。
話を戻しまして、
台湾の新幹線は台湾高速鉄道と言い、略して「台湾高鉄」や「高鉄(ガオティエ)」と呼ばれるようです。
新幹線(以後、高鉄)は台北駅の地下から乗ることができるので、
宿をチェックアウトして最寄りの地下入り口から地下街へ潜ります。
案内板の「台鐵高鐵」の文字を頼りに乗り場を探し、
乗車券売り場窓口で左営(ズォーイン)までの乗車券を購入。
なお、高鉄の高雄での停車駅は左営駅になります。高雄駅とは異なります。
高鉄は20分に1本くらいの割合で出ているので、
事前予約等しなくても問題ありません。
台北から左営駅までの乗車券はNT$1430(約5200円)。
ボードチャージを取られることはありませんでした。
というか本当は載せてはいけないんですけどね(汗)
乗車券をゲットしたら電光掲示板でプラットホーム番号を確認し、
改札を抜けたら乗車券に記載されている車両停車位置付近で待機。
車両は1輌目で座席は13C。
高鉄の車両は日本の700系新幹線。
台湾と九州は同じくらいの大きさなので、福岡から鹿児島までいくような感じです。
車両の前後にスーツケースなど大物の荷物が置けるスペースがあるので、
そこにサーフボードを立てかけておくことができます。
ただし、スペースを占有するので人が多くなるとちょっと気まずい・・・
台北駅から高雄へのポイント
- 高雄での高鉄の駅は左営駅。高雄駅ではない
- 乗車時間約2時間
- 20~30分に1本の割合で走っている
- 1人NT$1430(約5200円)
- 本来サーフボードは載せられない
- サーフボードは車両の後ろ側に立て掛けらるスペースがある
左営駅〜南湾or恒春
左営駅から佳落水(チャーロースイ)や観光地で有名な墾丁(ケンティン)にいくためには、
9189路線の高速バスに乗るのがお薦めなようです。
佳落水へ向かう場合には恒春(ヘンチュン)という街で下車して、
そこからタクシーもしくはホテルやガイドの送迎を利用するのが良いでしょう。
今回私は途中、南湾(ナンワン)というところでサーフィンするので
佳落水へは直行しませんでした。
南湾は白砂のビーチのあるちょっとしたビーチリゾートです。
ビーチの右端はリーフになっており、
ショートボード向きな早めの波が立つようです。
サイズが上がればグリグリのチューブを巻くとか。
話を戻して、
左営駅で高鉄を下車し改札を抜けると、
正面の案内板に「公車站 Bus stop」 と記載されています。
案内板に従って左に行ってひたすらまっすぐ。
タクシーの運ちゃんの客引きを断りながら
突き当たりを右に出口を出ると、
「墾丁快線」と書かれた窓口があります。
墾丁快線は墾丁エリアへ行く4社共同運行の9189路線の高速バスです。
途中停車が少ないので他の9189路線のバスよりも短時間で行くことができます。
窓口で「南湾(ナンワン)」と伝えると往復かどうかを聞かれます。
片道だとNT$383(約1380円)。往復だとNT$600(約2200円)。
往復の方が断然お得です。
本数は1時間に2〜3本。頻繁に走っているのでさほど待つこともありません。
往復券は当日のみ有効ってわけではありませんので、
帰り便は日をまたいでも大丈夫です。
時間表と、行きと帰りのチケットをくれます。
写真は帰りのチケット。
サーフボードを見せると窓口のお姉ちゃんは一瞬難しい顔をしましたが、
他のスタッフと何やら話し合った結果ボードチャージは取られませんでした。
英語で「階段を降りて、右」とご丁寧に乗り場の案内を受け、
言われた通りに向かうと既にバスが待機していました。
トランクルームにボードを預けて乗車。
バスは1列+2列のゆったり豪華仕様。
やっぱりUSBのソケットも座席についていました。
しかも沢山 笑
乗車後数分でバスは出発。
車窓の景色が徐々に椰子の木が増え始め、
移り変わる景色を楽しみながらバスに揺られること2時間。
恒春(ヘンチュン)という街に到着します。
私の場合は南湾で一泊するため、
恒春の先の南湾まで乗って行きました。
左営駅から恒春・南湾へのポイント
- 高速バスは9189路線の『墾丁快線』
- 乗車時間約2時間
- 1時間に2~3本走っている
- 往復NT$600(約2200円)、もしかしたらボードチャージ取られるかも
- サーフボードはトランクルームに預けられる
恒春or南湾→佳楽水
恒春もしくは南湾から佳楽水にいくためには、
公共の路線バス、タクシー、送迎の3択です。
路線バスは本数も少なく、最終便が夕方くらいで終わってしまうようです。
当然サーフボードは車内積みになります。
なので、恒春から佳楽水までのアクセスは
タクシーを拾うか宿やガイドの送迎を手配するのが一般的なようです。
恒春から佳楽水に行く場合
恒春から佳楽水にサーフィンに行くツーリストが多いためか、
バス停留所付近ではボードが載せれそうなタクシーが待機していることが多く、タクシーは比較的拾いやすいようです。
恒春から佳楽水までは車で約15分ほど。
タクシーの相場はNT$500(約1800円)くらい。
宿の送迎も概ねタクシーと同じくらいの値段です。
恒春から佳楽水へのポイント
- バスは本数少ない。タクシーか送迎が◎
- ボードが積めるタクシーは捕まえやすい。むしろ声かけてくるかも
- 車で約15分
- タクシーの相場NT$500
南湾から佳楽水に行く場合
南湾は観光地ですが、オフシーズンのためかあまり車が走っていませんでした。
おそらくサーフボードが載せられそうなタクシーを拾うのは大変なはずです。
送迎を利用した方がよいでしょう。
南湾から佳楽水は車で20~30分くらい。
タクシーは乗っていないので相場はわかりませんが、恒春からちょっと遠いくらいです。
宿の送迎は片道NT$500でした。
南湾から佳楽水へのポイント
- バスは本数少ない
- オフシーズンは車通りも少ないのでタクシーは捕まえにくい
- 送迎が吉
- 車で約20~30分
まとめ
桃園空港から佳楽水へ陸路で行くためには、日本から台湾への飛行機の時間的タイミングがよほど良くない限り、途中1泊することになるかと思います。
正直少々大変なルートになりますが、それでも高雄まで飛行機を乗り継ぐよりかは安上がりです。
また、台湾は高速バスが充実しているため、快適なバスの旅ができます。
本数も多いため、あらかじめ出発の時間を計算して・・・なんて入念なタイムスケジュールを立てる必要もなく、
行き当たりバッタリでも待つことなく乗り継いで行けます。
目的地に行くまでの旅程も含めて楽しめる方、旅行期間にゆとりが持てのであれば、全然アリかなと思いました。
陸路で台北から南台湾へ行ってみたい!という方の情報になれば幸いです!
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