2018年 南台湾サーフトリップまとめ

Oyajisurf

Oyajisurf.comの管理人。
毎朝仕事前に足繁く海へ通うが子供が生まれてからは週末サーファーに。競い合うのは苦手で、良い波より人の少ない波を選びゆるゆると楽しんでいる。本業はIT関連の個人事業主。
ホームポイントは宮崎県の木崎浜。

この記事は2018年1月末に行った南台湾サーフトリップのまとめ記事です。

南台湾へサーフトリップへ行ってみたい!という人の情報源となるように、
今回私が南台湾へ行って感じた事、分かった事などの要点をお伝えしていきます!

それではスタート!

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台湾ってどんなところ?

日本からわずか3時間で行ける海外、台湾。
台湾は中央部から亜熱帯気候と熱帯気候とに分かれていて、
長い夏と短い冬が有る一年中温暖な島国。
ようするに南の島!

なんですが、
台湾と南国ってあまり結びつかない印象じゃないですか?

でも熱帯気候となる南台湾(台南ともいう)まで行けば、いたるところに椰子の木が生えており、
南国情緒たっぷりのリゾート感溢れるビーチエリアもあり、
トロピカルな雰囲気も楽しめたりします。

太平洋に面している東側は波も豊富でサーフィンも盛んなため、
台湾は日本から近場の海外サーフトリップ先としても有名ですね。

台湾でサーフィンが出来るエリアは大まかに北部・東部・南部と3つのエリアに分かれています。

出典:googlemap

今回私が行ったの南部エリア。いわゆる南台湾。

東部エリア(東台湾)の情報が知りたい方は以下の記事をご覧ください。

南部エリアにはビーチ・玉石・リーフ・河口とバランスよくサーフポイントがありますがポイントの選択肢は多くはありません。

出典:googlemap

南台湾の中でも比較的コンスタントに波があるのが南台湾のメインブレイクともいわれる佳楽水(チャーロースイ)
とても分厚いメローな波質でロングボードに最適なポイントです。

今回のサーフトリップでは主にこの佳楽水に滞在してサーフィンを行いました。
サーフトリップの様子は以下の記事をご覧ください。

佳楽水についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓

南台湾の気候

台湾には島の中央付近に亜熱帯気候と熱帯気候の境目となる北回帰線が通っており、北回帰線の南側にある南台湾は熱帯気候。
日本のようなはっきりとした四季はなく、長い夏と短い冬があるほぼ常夏の気候。
最も寒い冬場でも沖縄や石垣島よりも暖かいです。

気温

南台湾サーフトリップの拠点となるであろう恒春(ヘンチュン)のもっとも暑い時期の最高平均気温は31℃。
もっとも寒い時期の最低平均気温は18℃。

Weather Sparkのデータを元に作成

私が行った時期はもっとも寒い真冬の1月末。
日本の春や秋くらいの感じでした。
日が出ていれば24℃くらいになり半袖じゃないと暑いくらいで、
日が出ていなければ15~20℃で一枚長袖のシャツが必要でした。

水温

もっとも寒い時期の最低平均水温が24℃。もっとも暑い時期の水温が29℃。
年間を通してとても海水が暖かいです。

Weather Sparkのデータを元に作成

もっとも寒い時期にロングタッパーとボードショーツで入りましたがギリで行ける感じでした。
ロングスプリングだと最適そうです。
もっとも寒い時期でもフルスーツまでは必要ありません。

南台湾では冬場がもっともコンスタントに波があるようで、私が滞在した佳楽水では5日間の滞在中は常に胸~肩のサイズがありました。
ただし、冬場はモンスーンによる北東の風で波がもたらされるため、基本的に風が強いことが多いようです。
ガイド曰く「時より風が弱まるタイミングでクリーンなブレイクが姿を現す」とのことでした。

真冬の佳楽水↓

ガイド

私が利用したガイドは宿・食事送迎・サーフガイドがセットになっており、一人の場合2,900NTD(約10,600円)。

サーフガイドは海でも陸でも常に付き添うタイプではなく、ゆるめのガイドでした。

バリ島のガイドのように波が来たら並走してボードをプッシュするような文化もありません。
となりにべったりついて常に付き添うわけでもなく、ガイドはガイドで波乗りを楽しんでいます。
私は海の上では放置プレイが好きなので、これくらい緩い方が気が楽でした。

1日2ラウンド波乗りに付き合ってくれて、波乗り後は一旦解散し食事の時間になると宿に迎えに来てくれました。

お世話になったサーフガイド

今回お世話になったサーフガイドの会社はチャーロースイカンパニーさん。
通常は在住の日本人ガイドさんが担当されるようです。

佳樂水有限公司 jia le Shuei company
WEB:https://www.minami-taiwan.com/
TEL:0963-766-906

南台湾へのアクセス

南台湾へアクセスするには、日本から高雄空港へ飛び、高雄空港からガイドやツアーの送迎で南台湾まで行くのが一般的なようです。

なお、日本からは高雄直行のLCCも多数就航しており2万円代で航空券を購入できます。
(ボード持って行くと受託荷物料で結局フルサービスキャリアの航空券と同じくらいの値段になるかも)

私の場合最寄り空港である宮崎空港から高雄へ飛ぼうとすると、バリ島へ行けるくらいの飛行機代になってしまいました。
そのため台北から陸路で南台湾へ行くルートを選択しました。

宮崎から台北へ飛び、台北から高鉄(台湾の新幹線)で高雄へ。そして高雄から高速バスで台湾の最南端へ。
サーフボードを抱えて台北から南台湾へ陸路でアクセスするにはなかなかハードでした。

7泊8日のサーフトリップでしたが行きと帰りの移動で1泊づつ。実際にサーフィンできたのは7泊8日の内の5日間のみ。
宮崎から台湾の南部エリアへ行ってサーフィンをするのは楽ではありませんでした。

ご近所の台湾ですが、気軽な海外サーフトリップとなるかどうかは、
最寄りの空港に高雄への直行便があるかどうか
になります。

南台湾への詳しいアクセス方法は別で詳しく記事を書きましたので、こちらも参考にしてください。

費用

今回は個人手配のソロサーフトリップで南台湾へ行きましたが、トータルの費用は7泊8日で12万弱でした。
ちょっと贅沢したり、ガイドを使ったので費用が掛かってしまっています。

今回掛かった費用
航空券(宮崎-台北 中華航空) 38,000円
移動費(新幹線・バス・送迎) 19,000円
宿(ドミトリー宿3泊@2,600円) 7,800円
宿付きガイド(ドミトリー宿2泊@10,440円) 20,880円
宿付きガイド(個室宿2泊@12,600円) 25,200円
食事 10,000円
ポケットWifi 3,000円

合計 123,880円

宿泊をすべてドミトリーの宿にしてガイドを使わなければ7泊8日を8万円代で行けそうです。

7泊8日シミュレーション(ドミトリー、ガイド無し)
航空券(宮崎-台北 中華航空) 38,000円
移動費(新幹線・バス・送迎) 19,000円
宿(ドミトリー宿7泊@2,300円) 16,100円
食事 10,000円
ポケットWifi 3,000円

合計 86,100円

LCCの高雄直行便に乗れる方であれば、台北-高雄の移動が無くなるのでもう少し安く7万くらいで行けそうです。

7泊8日シミュレーション(高雄直行、ドミトリー、ガイド無し)
航空券(成田-高雄 中華航空) 36,000円
移動費(バス・送迎) 4,000円
宿(ドミトリー宿7泊@2,300円) 16,100円
食事 10,000円
ポケットWifi 3,000円

合計 69,100円

物価は日本より少し安い程度なので、負担になってくるのが宿代とガイド料です。
宿を個室にするかドミトリーにするか、ガイドを使うかどうかが悩ましいところでした。
ドミトリーなら1泊2,500円前後、個室を1人で取れば1泊5,000円~10,000以上掛かってしまいます。

なお、食べ物は基本的に安く、高級店に行かない限りは飲食であまりお金を使いません。
食費は1万円あれば十分です。

ついでに、
ツアー会社を利用して同じ日数で行く場合のシミュレーションもしてみました。

7泊8日シミュレーション(ツアー利用)
航空券(成田-高雄 中華航空) 36,000円
現地ツアーパッケージ(ガイド、空港送迎、ドミトリー宿) 96,600円
食事 10,000円
ポケットWifi 3,000円

合計 150,600円
※某大手サーフツアー会社の料金を参考

この料金を高いと見るか安いと見るかは価値観の違いで人それぞれでしょう。

ツアーは他の日本人サーファーと行動を共にすることになります。
面識ない人とでも交流できる人はソロ参加でもツアーの方がワイワイとできそうなのでツアーの方が楽しいかもですね。

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まとめ

南台湾サーフトリップ。もう一度行きたいかと聞かれれば

私は・・・一度行けば十分かな?
と、行った直後は思っていました。

地方在住者の私はアクセスが楽ではないですし、波の当たり外れもあります。
一人旅で安上げする場合はドミトリーになるし、「THE南の島」と言うようなトロピカルな場所でも無い。

波やロケーションに対する満足度の面での費用対効果はバリ島の方が断然高いです。

それでも、サーファーなら色んなところにトリップ行って色んな土地の波に乗ってみたいものですよね。
そういったところでは『一度は行ってみるべきところ』なんだろうなと思います。

少々ネガティブな意見も書きましたが、行って時間がたった今は機会があればまたチャレンジしたいと思っています。
だって一度行ったくらいでその土地の本当の良さなんてわからないですもんね!

なんだかんだ言っても台湾は安くで行ける海外のサーフスポット
食事は安くて美味いし、波もそこそこあるし、ローカルは優しいし、人も少ない。
サーフトリップ先として優秀な場所であることは間違いありません。

以下のいずれかに当てはまる人は南台湾のサーフトリップをお薦めします。

  • 最寄り空港から高雄への直行便に乗れる
  • ロングボーダー
  • ドミトリーでも平気
  • 複数人でのサーフトリップ
  • 観光不要、サーフィンとじっくり向き合いたい
  • とにかく低予算で海外に行きたい

逆に以下に当てはまる人はもう少し予算を出してバリ島へ行った方がいいかもしれません。

  • はじめて海外にサーフトリップに行く
  • 最寄り空港に高雄への直行便が無い
  • 波を外したくない
  • ドミトリーは無理
  • サーフィン以外でも楽しみたい(夜遊びとか?)

南台湾へサーフトリップを検討されている方の参考になれば幸いです。

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2件のコメント

毎回トリップ後のまとめは参考になりますね!
台湾は興味あったけど、ちょっと考えますねぇ…

これから寒くなりますが身体に気をつけて頑張りましょう!
Keep Surfing

オッサン様
いつもコメントありがとうございます!続ける励みになります♪
もし次に台湾いくなら東台湾に行ってみたいところです!でも、貧乏な地方サーファーの私が安上げして行くにはやはりアクセスが大変そうです^^;

引き続きサーフィン楽しみましょう♪

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