朝の至福のひと時

早朝6時半、木崎浜。
あたりはまだ薄暗くこの時間になってようやく波の様子がうかがえるようになってきました。
冬が深まるにつれて入水出来る時間は遅くなり、波乗りできる時間も短くなってきています。
寒さと共になんだか寂しい感じです。

今日は髪の毛が乱れるほどの風が吹いており風のせいで一段と寒い。
ですが風向きはオフ寄り。腹胸程度のサイズですが地形の良いところでは目を見張るような綺麗なブレイクです。
昨日は潮が上げたらさっぱり乗れなくなったのでおそらく今日も同じでしょう。短期集中戦です。

いつも加江田でご一緒する方々も今日は階段前に集結しているので階段前は人が多くなりそうな予感です。

まだ薄暗い海へと一人一人ゲティングアウトしていきます。
私も急ぎウェットスーツに着替えあまり意味がなさそうなストレッチをパパッとやってパドルアウト。

サーファーは合計6人。
アウトに出ると直ぐに良い型のセットが入ってきます。
そのままうねりを追いかけ最初の一本。

綺麗なフェイスを伴ったうねりはブレイクが早くすぐ捕まってしまいましたが、乗れてないのは私の腕の問題。
波自体は上出来なクオリティです。

6人は程よく散らばっておりストレスフリー。
すぐにアウトへ戻るとまた良いうねりが入ってきてそのままうねりに合わせます。

今度は捉えきれない。

アウトへ戻るとまたすぐに乗れそうなうねり。
休まずうねりを追いかける。

アウトへ戻ってくるタイミングとセットのタイミングがバッチリ合っているのか休む間がありません。
ほんの数十分でバテバテになります。

乗れたり乗れなかったりで休む事無くインサイドとアウトサイドを行ったり来たりしているうちにあっという間に息はあがり、パドルがままならなくなります。

息が上がっている状態でトライしても乗り損ねるだけです。
ちょっと落ち着いて休憩しながらやりましょう。

人が集中しそうだなと思いましたが8人から増えません。
そろそろ寒くなってきたし、朝も遅くなったので人が減って来たのでしょう。

人も少なくなってきたし波も綺麗だし、寒いけどやっぱりこの時期好きだな。
そんな朝のほんのひと時の至福の時間を堪能するのでした。