納得のいかないミルクティーの海

早朝5時半前後、木崎浜。
30分程入ろうか悩んでいます。。。

波情報によれば今日は風もオフ寄りになり台風1号が残したうねりも多少残りそうなので期待が高まっていたのですが。。。う～ん、なんかちがーう。

ジャンクな感じは収まったものの、なかなか割れません。
相変わらずダラーっとした割れ方で海面だけはタプついてうねうねとしています。

しかも、結構な雨。着替えるのがめんどくさい。そして海が汚い。
雨天で夜が明けるのも遅く暗い雰囲気がさらにテンションを下げさせます。

しばらく車内でうだうだしていると、一人また一人とゲットアウトしていきます。
隣に停まったワゴン車の方も着替えはじめています。

他のサーファーの皆さんが海へと入って行くのを見るとなぜか不思議とやる気が湧いてくるものです。
私も行きますか。

サーフパンツに着替え、昨日届いたばかりのフロントジップのハーフタッパーを羽織りビーチへ。
波打ち際には何やら流木や枝の塊など流されてきたものが沢山うち上がっています。

うわっくっせー！きたねー！

海はまるで泥水かというくらい茶色く濁り、ドブのような異臭が潮の香に交じって漂ってきます。
うねうねとした海面は割れずに浅瀬で海底の堆積物をまき散らしながら濃い茶色となっていっきに崩れています。

時折アウトで割れてくるうねりもあるものの、タルそうで乗れるかどうか。
いやな感じがする海へとパドルアウトすると腐れた葉っぱだか海藻だかがまとわりついて気持ち悪い。
ドルフィンスルーをするのをためらってしまいます。

もっともよい場所は人が多くなるので少し離れた乗れそうな場所を目指します。
茶色く濁った水を漕いでいるとボゴッと何か重そうなものが当たった感触をテールに感じます。

ん？っと振り返ると流木が浮いてる。

おいおいあぶねーよ！
流木から離れてボードに傷が無いか手探りで確認。ホット一安心。

しばらくして一本。
なかなか割れないうねりを追いかけなんとかテイクオフすると底の堆積物を巻き込みながら茶色いショルダーはグリッと激しくえぐれ一気に崩れる。
波に弾かれそのままノーズから突き刺さるようにワイプアウト。

やっちまった！？

リーシュを掴んでボードをたぐり寄せノーズを確認。ホッと一安心。

結構な浅瀬で激しく巻いているのでちょっと危ない。
とは言えアウトで割れる波はタルくて乗れそうにない。
諦めて乗れそうなエリアにパドルで移動します。

うん、確かに乗れそうです。
しかしさすが土曜日。人が多い。

できるだけ人口密度の薄いところにポジショニングしてうねりを追いかける。
鬼パドルでなんとかボードを走らせさぁテイクオフだ！と思った次の瞬間。

進行方向にまた流木がプカプカと・・・
とっさにうねりから離脱。

どおりでこの辺りは人が少ないはずです。

その後も納得のいかない中途半端なライディングを2、3本。
そのうち雨が激しくなり遠くで雷が鳴り始めます。

ぞろぞろとサーファーが減りはじめ私も撤収することに。

雷により半ば強制的に終了させられる形となり、どうもスッキリしないまま木崎浜を後にしました。