復帰後4回目の波乗りでついに!!(後編)

Oyajisurf

Oyajisurf.comの管理人。
毎朝仕事前に足繁く海へ通うが子供が生まれてからは週末サーファーに。競い合うのは苦手で、良い波より人の少ない波を選びゆるゆると楽しんでいる。本業はIT関連の個人事業主。
ホームポイントは宮崎県の木崎浜。

木崎浜は厳しそうだったので青島ポイントへ移動することに。

青島は木崎浜から約3kmほど先にあるビーチポイントです。
ここはビーチの先に宮崎の観光名所である周囲1.5kmの島があり、橋伝いで島に渡る事ができます。
島がうねりを遮るため島寄りは海水浴場となっています。
当然木崎浜よりサイズが下がるため、木崎浜がクローズアウトの時でもサーフィンが可能です。
比較的メローな波質でロングボードやビギナー向けのポイントです。
ビーチには綺麗に整備された沿道にパームヤシが植樹され南国情緒溢れるロケーションのよいポイントです。

一路青島へ向かった私とTは駐車出来る場所を探します。

青島はビーチの目の前まで車を乗り入れる事ができないため普段は駐車場に停めて波乗りをするのですが、無料駐車場はサーファーで賑わっており既に満車です。
路駐をしハザードを焚き波をチェックしにいきます。

早そうな波ですが、木崎浜にくらべると随分サイズが下がっています。

場所:青島 ホテルANAホリデイインリゾート前
天気:
サイズ:
面:悪くはない
潮回り:干潮

私でも出られそうなので一旦車へ戻り駐車場を探します。
近隣には沢山の有料駐車場がありますが、どこも時間単位の料金ではありません。
1時間ちょっとしか波乗りできないのに1日分の駐車料金を取られるのはもったいないので少し歩いてでも無料で止められる駐車場へ。

準備を済ませ、約10分程歩いてビーチに到着します。
ストレッチを行い、波打ち際へ。
歩けるところまで歩き、新しく手に入れた7フィートのボードを海面に浮かべしばらく波と波の合間を見計らいます。
「今だ」というタイミングで腹ばいになり急ぎラインナップを目指します。

心の声「おぉー全然違う!めっちゃ安定する!パドルはやー!」

ちょっとした感動を覚えます。
とはいえパドル力が変わったわけではないので、すぐに腕と体力は限界に近づきます。
さらには前回痛めたアバラが徐々に痛くなってきます。

正面からダンパー気味の波がブレイクしてきます。
ドルフィンスルーを行うも、ボードの浮力が大きいためなかなか沈んでくれません。
ボードが完全に沈む前にスープを食らってしまいます。

沈むまでに時間がかかるのでショートボードよりドルフィンを開始するタイミングを早くしないといけないようです。

パドルとドルフィンで腕の筋肉は直に悲鳴を上げ出します。
スープに戻され休むまもなくまた次の波をドルフィン。

き、きついし痛い。。。

疲労とアバラの痛みで、もはや自分との戦いです。
こんなに一生懸命自分に負けまいと頑張ったのは何年振りでしょう。

完全に息が上がり、諦めて岸に戻りたい気持ちと戦いながら、どうにか波がブレイクするラインを越えました。

しかしまだここから少しラインナップまで距離があります。
ここで休憩するとセットを食らってしまいます。
片腕だけで交互にパドルを行い休み休みラインナップに向かいます。

ようやくラインナップに到着し安堵の気持ちでボードにまたがり体を休めます。
これまでのボードより随分太いのでどうもまたがった感じがしっくりきません。
すぐに慣れることでしょう。

しばらく波に揺られながら体力を回復させます。
岸側を眺めると沿道に椰子の木が規則的に並び、その下をウォーキングやお散歩する人、カップルなどが遠目に見えます。
多少景観は変わりましたが、海から岸を眺める風景は懐かしさを感じます。
太陽もだいぶ高くなり青い空と海とが、心に溜まった灰色を洗い流してくれるかのようです。

体力も回復したところで波にトライします。

うねりが見えます。
岸に向けるため方向転換しようとするも、ボードが大きいためこれまで以上にもたもたと時間が掛かります。
岸に向き直った頃にはすでにうねりはすぐそこへ。
波は私を通り過ぎていく。

「うーん、小回りできん。。。」

ショートボードなら座ったまま背中を後ろ側に倒してそのままボートごと素早く方向を変えられるようになりましたが、ボードが長いとできません。

できるだけ早く動き出さないと間に合わないようです。
初動を早くしないといけないのは当然なのですが、パドルする時間が長くなると筋肉がすぐ限界に達するので、ついついギリギリまでうねりが近づくのを待ってしまいます。

相変わらず波を捉えられないまま3度ほどトライした次の波でのことです。

ちょっとワイドながら行けそうなうねりが見える。
早めに方向転換。
岸に向かってパドリング。

心の声「おっなんかいい感じかも!」

波がボードを押してくれるもまだ走りきっていない。
腕は限界をむかえるが懇親の力を振り絞ってパドリング。
うねりはブレイクする中、なんとか立ち上がる。
フェイスは少し残っており右斜めに滑り降りる。
なんとも言えない懐かしい疾走感。
進行方向でブレイクしたスープに捕まる。
バランスを崩しドボン。

波の斜面をただ滑り降りただけでしたが、4回目の波乗りにしてついに波を捉えることができたのです。

「やったー!やっとテイクオフできた!」

正直このままずっとテイクオフ出来ないんじゃないかと不安になっていました。
ここまで乗れないとなると一発目のテイクオフはスープライディングだろうと考えていましたが、うれしいことにその予想は外れたようです。
横とは言わないまでも斜めに確実にフェイスを滑ることができました。

喜びを顔に出さないようにポーカーフェイスを装いますが、ニヤけてしまいます。

その後さらに2本乗ることができました。
ロングライディングではありませんが、テイクオフ後にゆるくターンを行い横に滑るところまでは体が覚えているようです。
波を捉えてしまえば意外と乗れるもんだなぁと人間の体に感心します。

Tも楽しめたようで二人ホクホク顏でボードを抱えながら10分また来た道を車まで歩いて帰るのでした。

今日の気づき

道具選びは大事。やはり技量と体力に見合ったボードを。

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