早朝6時前。
水平線の先にはまるで熟したトマトのようなトロッとととろけた太陽が顔を出し始めます。
太陽を妨げるものは何もないすっきりとした空。
今日も天気がよくなりそうです。
なのに車のコンソールに表示されている外気温は6℃。
やたら寒い。
昼間は半袖になれそうなくらいポッカポカなのにいつまでも朝は暖かくなりません。
そろそろ朝も暖かくなってくれないかな。
あまり期待せずに来た木崎浜では予想通りな腰腹程度の小波。
まぁ乗れなくはないでしょうが、乗れそうなポイントは限られていて人が集中するでしょう。
正直微妙。。。
帰るか悩みますが、今日は仕事暇だし水浴び程度に入りましょう。
天気: 快晴
サイズ: 腰腹
潮回り: 干潮
風: サイドオフ
面: 良好
ウェットスーツに着替えて波うち際へ向かう砂浜はまるで氷のように冷たい。
波うち際へ来たところで何処を狙うか迷いが生じます。
う~ん、どこも良くない!
目指す場所をじっくり改めて見定めようと思い足を止めますが、
砂がクソ冷たくて立ち止まっていられません。
ええぃ!もうどこも同じだ!
あまりの砂の冷たさに耐えられず
ほぼやけくそ気味に正面に向かってザブザブ。
アウトへ出て入水した事を後悔します。
乗れそうな波がない。
割れそうで割れない波はインサイドでダンパー気味にクローズ。
テイクオフが遅いため波が小さいと何もできないまま終わってしまいます。
しばらくどうしようもない無様なライディングを重ねていると満ちに向かい始めたのか切れ目が出てきます。
ごく稀にアップス一漕ぎ二漕ぎする程度には乗れる波が入ってくるようになってきました。
太陽はあっという間に高い位置に昇り、入水時の寒さが嘘のようにぽかぽかとした陽気で肌を照り付けます。
たいして乗れないので今日はさっさと上がって仕事しよう。
そう思ってはいるものの、スッキリとした気持ちの良い空がそうさせてくれません。
次乗ったら帰ろう。
一本乗ってまた
次乗ったら帰ろう。
気持ちのよい空とポカポカとした陽気はいつまでも私を小波と戯れさせるのでした。
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