早朝5時前 木崎浜
気温は21℃。寝起きで体が温まっていないからでしょうか、気温の割に寒く感じます。
海の状況は昨日とほぼ同じ状態。
昨日は加江田が微妙だったので今日は加江田を見ずに最近もっともよい階段前に車を停めます。
はっきりとした綺麗なうねりが入ってくるものの、割れそうで割れずに随分浅そうなところでブレイクしています。
たまーにくるセットはドロドロと雪崩のように崩れいかにもタルそうな波です。
天気: 晴れ
サイズ: 腰腹
風: オフ
面: 良好
潮回り: 引き潮二分
今は車が二台しか停まっていませんが、あっという間に人が集まってくることでしょう。
限られた場所でしかブレイクしない今日のようなコンディションでは狭いエリアに人が密集するので満足に乗れないのは目に見えています。
しばらく悩んでいると、冬場に加江田によくいらしていた松崎さん(勝手に命名)が隣に車を停めます。
私「おはようございます。お久しぶりです」
松「あーおはよう!最近どこに入っているの?」
私「木崎浜をあちこち点々としていますよ」
松「最近加江田良くないもんね。」
そんな内容の会話をしているうちにやる気が出てきます。
シーガルに着替えた松崎さんを見送り私も後を追うように準備に取り掛かります。
今はまだ肌寒いですが、日が昇れば暖かくなりそうなのでシーガルで十分でしょう。
車内からまだ着た事のないシーガルを引っ張り出し足を突っ込みます。
フルスーツをオーダーしたときは目立たないように真っ黒でオーダーしましたが、吊るしモデルと何ら変わらないデザインに今思えばもったいなかったかなと。
今回は派手にならない程度にグレーとブラックそして胸にはターコイズブルーのロゴで少しだけ個性を出してみました。
少しだけ色の入った真新しいウェットスーツに身を包むと気持ちも一新された気分です。
ストレッチ無しでゲティングアウト。
あっ・・・やっぱ寒い。
日が昇ってくればちょうど良いのでしょうが。
アウトには4名ほど。
すぐに人が集まってくるので今のうちに楽しんでおきましょう。
ほどなくしてセットが来ます。
たるいうねりを鬼パドル。
シーガルで腕が軽くなったせいか疲れません。
まるで電動自電車の補助装置がついたかのように腕が軽くガシガシ漕げます。
いつも以上にパドルが早くなった感じがして、たるい波でも意外に捉えることができてしまいます。
とある一本です。
レギュラーのセットがきます。
ピークにあわせてスプリントパドル。
うねりが後ろにせまってきたところでパドルの回転数を上げなんとかテイクオフ。
波のボトムで右手を海面に触れながらターンしてフェイスに戻ると先までしっかりと傾斜が残っている。
右手を振りながら膝と腰をねじるようにゆるやかなフェイスを一漕ぎ二漕ぎ、そして三漕ぎ四漕ぎ。
アップスンをしながらあることに気が付きます。
サーフスケートで練習している時の体の動きと全く同じじゃないか。
サーフィンとは原理の全く異なるスケボーでの陸トレは意味はあるのかと疑いながら練習をしていましたが、気が付けば波の上でも同じような体の使い方をしているようです。
サーフスケートでの陸トレもちゃんと意味のあるものになっているのでしょう。
たるいながらもそれなりに楽しむことができたのは最初の1時間くらいでした。
気が付けば、狭い範囲に人が密集しており、一本の波にほぼ全員が一斉にその波に乗ろうとします。
この程度の波でクラッシュやトラブルは御免です。
無意識に集団の隅っこに私はポジショニングしています。
当然、波を捉える本数も少なくなり楽しめ無くなってきます。
これまでか。
それからさらに一時間、ただただ波を追いかけるだけの時間を過ごしたのでした。
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