私の住む宮崎県のお隣、熊本県ではご存じのとおり大変な事態です。
亡くなられた方のご冥福および熊本県の早期復興を心よりお祈り申し上げます。
痛めていた脇腹は先週くらいから調子良くなっていたのですが、自粛モードと余震と津波への警戒でとても波乗りする気分にはなれませんでした。
ここ宮崎では震災の影響は大した事ありませんでしたが、そんな時に波乗りをするのは流石に不謹慎です。
当然海は波は有っても誰も入っていませんでした。
自粛モードもそろそろ緩んできたので、長い休養を終わらせるべく木崎浜へ。
早朝5時ちょっと過ぎ。
木崎浜へ到着すると黒だか紺色だかの小雨がぱらつく空色の中でも、十分に波影はうかがえます。
たぷついた海面にいかにもたるそうなうねりが所々で辛うじて割れています。
車の外気温は14度、ここのところ天気が良くなくちょっぴり寒い。
朝一でのサーフィンはまだフルスーツが必要そうです。
天気: 雨
サイズ: 腹 セット胸
面: 良好
風: ほぼ無風
潮回り: 満潮
形の綺麗な崩れ方ですがなかなか割れないなんとも惜しい感じです。
きっと良い時間は有りそうな感じですが・・・うーむ今は潮回りが微妙。
木崎浜を隅から隅へとチェックしもっとも良さそうな階段前で入るか悩みます。
階段前には私と他の車が一台だけ。
しばらく車内で明るくなるのを待っていると。
お世話になっているサーフショップのオーナーの車が隣へ停車します。
挨拶を交わしウェットスーツに着替えていると次から次へとショップオーナーの周りにショップの利用者達が集まってきます。
人気の少ない海で波を独り占め。そんな淡い期待も一瞬でした。
へたっぴな私は上手い人が多いと輪をかけて消極的になり波に乗れなくなってしまいます。
おそらくこの場所はこれからさらに人が多くなるでしょう。
ほかのポイントへ移動するか一瞬考えるもすでにウェットスーツに着替えているためその選択肢もすぐになくなります。
仕方ない、ここでやるか。
そのままボードを抱えてビーチへ降り立ちゲティングアウト。
ボードに腹ばいになると、違和感のあった脇腹はこれまでがまるで嘘のようになんともありません。
完全に完治しているようです。
よっしゃ!
と思ったのもつかぬま。
さして遠くないアウトまでパドルするもやたら疲れます。
アウトでしばらくセットを波を待つと、いかにもぬるいセットがやってきます。
鬼パドルで必死に追いかけるも前回同様にすぐにバテて腕が回らなくなります。
ぬぁーーー!
私以外にも鬼パドルで捉えきれない無念の叫びがあちこちから聞こえてきます。
気が付けば数名しかいなかったこのポイントもあっと言うまに上手い人だらけの密度の高いラインナップを形成しており、
ポイントブレイク気味に狭い範囲でしか割れない波を上手い人達が追いかけまわしています。
こんな状況で私なんかがラインナップの真ん中に堂々と陣取って波をゲットできるはずもありません。
隅っこでほそぼそと取りこぼしを狙うも波は割れずに無常にボードの下をすり抜けていきます。
そんな虚しい時間が約1時間半。
捉えた波はたったの1本。
しかもテイクオフしただけ。
惨敗ですがひとまず今日はリハビリということで良しとしましょう。
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