サーフィン関連の5つのエコアイテム(サーファーが環境に対してできること)

くわざんまい

自然鑑賞してリフレッシュすることが大好き。
夏は伊良湖でサーフィン、冬はスノーボードで波乗り気分。
冬は寒いので、スノーボードで波乗り気分しています。
ゆるーく楽しむおやじサーファー。

サーフィンに行くと必ずと見かけるのが、砂浜に転がっているプラスチックごみ。
昔に比べると少なくなったように感じます。

私が通う海ではきっとビーチクリーン活動やプラスチックのリサイクルなど環境を守る意識が高まってきているからなのでしょう。

しかし、それは一部の地域だけにいえることなのです。
世界的に問題になっているマイクロプラスチックの海洋汚染と生態系への影響は、よくニュースなどで見かけます。

これらの問題に対処すべくサーファーや海好きな人たちのエコ活動と、サーファーに関連性の高いエコアイテムを紹介していきます。

前置きはいいからエコアイテムだけ教えろ!という方はコチラをクリックしてください。

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年間800万トンものプラスチックゴミが海に流出!?

環境破壊の大きな問題の一つ、海洋プラスチックごみの流出。

海の恩恵により楽しませてもらっている私たちサーファーにとって無視できない問題ではないでしょうか。

この海洋プラスチックごみ、なんとジャンボジェット機5万機に相当する約800万トンのごみが毎年海へと流出しているのです。

プラスチックごみは自然に還りにくく海を漂い続けるため、このままゴミの流出が続けば2050年には魚の数よりゴミの数のほうが多くなるといわれています。

これは私たちがサーフィンで楽しんでいる海がゴミに埋め尽くされるだけの問題ではありません。
当然これらのごみが海洋生物の生態系にまで影響を及ぼしているのです。

例えば、ウミガメがクラゲと間違ってビニール袋を食べてしまったり。
プラスチックごみに付着している食べ物の匂いは取れにくいため、海洋生物が餌と間違って食べてしまったり・・・
海洋資源の減少につながっていきます。

また、プラスチックごみは長期間漂う中で波や紫外線にさらされることで微細なマイクロプラスチックと変化し海洋生物に取り込まれ、食物連鎖を経て私たち人間にまで影響が及ぶと考えられています。

サーファーたちの一風変わったエコ活動

上記に挙げたゴミ問題は地球を蝕む環境破壊の一つにすぎません。
様々な環境問題がある中で、世界中で環境に対する様々な活動が行われています。
その中でサーファーが主体となって動いているちょっと変わった活動をご紹介します。

海洋プラスチックごみでサーフボードを作るプロジェクト?!

環境省と日本サーフィン連盟が連携して、「海洋プラスチックごみサーフボードプロジェクト」を立ち上げたようです。

2020年東京オリンピックのサーフィン競技まで繋げて、活動していくようです。

中でも、サーフボードに海洋プラスチックごみを埋め込んで作製したボードは、模様のようでゴミっぽくないところが印象的です。

東京オリンピックでもお披露目するのでしょうか?!今回のように、サーファーがECO活動をしているところをどんどん世の中にアピールしていってほしいですよね。

タバコの吸い殻が埋め込まれたサーフボード?!

タバコのポイ捨てを問題視した啓発活動として、ビーチで拾ったタバコの吸い殻をサーフボードに埋め込むという、大胆な発想で話題になっているようです。

実際、ボードの作成から吸殻を埋め込んで、サーフィンするまでの動画が作られていました。

漁網からスケートボード、サングラスに?!

3人の若者サーファーが立ち上げたプロジェクト「BUREO」から、機転の利いたアイディアです。
廃棄に困っていた漁網(プラスチック)を引き取って、スケートボード、サングラスにリサイクルします。

出典:bureo

サーファーの欲しいものリストにあがりそうな商品にするところがまた良いですよね!

見た目、全く違和感なし!売れ行き良好のようで、「楽天」でも販売されています。私も欲しい一品です!

サーフボードのフィンから環境データを収集?!

海洋情報をデータ収集することを目的とした『Smartfin』というデバイスが開発されたようです。

フィンの中にデバイス・センサーを内蔵しており、位置情報や海水の温度、塩分濃度、水素イオン指数などを自動的に測定してくれるそうです。測定されたデータは、Bluetoothを使用してホスト側にリアルタイムにデータを収集するしくみになっています。

海洋データをモニタリングするsmartfin 出典:smartfin

このフィンを装備することでサーファーが観測ブイのような役割を果たすことができるということです。

サーフィンしながら海洋データの収集に貢献できるし、複数のサーファーにも協力をお願いできるので、画期的なアイディアだと思いました。
こういった仕事があれば喜んでやるのですが・・・今後の利用状況に注目したいです!

超軽量でヤシの実のクロスを使ったサーフボード!?

ヤシの実のクロスを使用したサーフボードをよく見かけるようになりました。

出典:NSP

今までのファイバークロスと比べても、「格段に強度が増し、しかも軽量化に成功した」とのことなので、注目されてきました。

ロングボード、カスタムボードで使用されていて、売れ行きも好調なようです。

「軽くなった」というコメントがあるくらいなので、ショップで見かけたら手に取ってみたいです!

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個人でできるエコ活動!サーファーに関係のあるエコアイテム5つ

個人としての活動であればビーチクリーンに参加する、海上がりにゴミを一つ拾って帰る、などのエコ活動が代表的ですが、どこかちょっぴり恥ずかしいという気持ちもあるものですよね。

そんなシャイな方にとっておきなのがコソっとエコ活動。
その名もコソエコ!(勝手に命名)
ちょっとしたところでエコ活動は行えます。

コソエコに最適なサーフィンに関係のあるアイテムを5つご紹介いたします。

オーガニックなワックス

オーガニックなワックスは、原料がココナッツ・蜜蝋・大豆、など天然由来のものから作られています。
一般的なワックスの主な原材料は、石油成分のロウやパラフィンといったものから作られています。
石油成分が由来ですので自然分解されにくく海中を漂うことになります。

オーガニックなワックスであれば、いずれ自然分解されて自然へと還るため環境への配慮となりますね。

サーフワックスによる環境汚染なんてそう大きな問題ではないかもしれません。
ですが、自然の恵みで楽しませてもらっているサーフィンです。
環境に配慮する意識が大切だと思うんです。

環境に配慮したおススメのワックスはこれ!

大豆を主成分として作られている。グリップ力に定評がある。なんと売り上げの1%を地球環境保護団体に寄付しているという。オーストラリア産。

ミツロウとオーガニックココナッツオイルから作られている。夏用(ハード)、冬用(ソフト)の2タイプのみ。オーストラリア産。

サーフワックスにおいて高いシェアを得ているスティッキーバンプスですが、実はオーガニックなサーフワックス。植物由来の油を主成分として作られている。グリップ力に定評がある。

海洋汚染に配慮した日焼け止め

サンゴ礁の減少は日焼け止めにも原因があった!?

ハワイをはじめ世界中の海でサンゴ礁が減少しています。
サンゴが白化し増殖しないようです。

白化したサンゴ 出典:沖縄タイムスプラス

環境省によると石垣島周辺、石西礁湖では、8割近くのサンゴが白化現象を起こしており、死滅しているサンゴもあるようです。

このようなサンゴの白化現象は温暖化が原因とされていましたが、なんと日焼け止めクリームにも要因があることが判明されたのです!

現にアメリカのハワイ州やフロリダの一部地域ではオキシベンゾンやオクチノキサートを含む日焼け止めの販売が法律によって禁じられています。

日焼け止めによる環境破壊は日常的に日焼け止めを使用しているサーファーには無視できない問題ですよね。
環境に配慮されていない日焼け止めは今すぐゴミ箱にポイして環境に配慮した日焼け止めを買いなおしましょう!

環境に配慮したおすすめの日焼け止めクリームはこれ!

バリ島に住むオーストラリア人のサーフヨギ(サーファーでヨガをする人)が100%オーガニックな素材で作った日焼け止め。バリ島産。

サンゴに悪影響を与える有害成分はもちろん肌にも優しい。成分的にはもはや日焼け止めというより日焼け止め効果のあるファンデーションといった感じのミネラルベースの日焼け止め。

パラベンやアルコールなどの防腐剤は使わずミツロウなどの天然成分を使用した日本国産の日焼け止め。

SurfyogisとVertraのレヴュー記事↓
オーガニックな日焼け止めサーフヨギ

マイボトルを使って脱ペットボトル

プラスチックゴミの海洋流出には日本にも原因があった!?

冒頭でも述べた海洋プラスチックゴミの流出には、我が国に本にも原因があるようです。

中国や東南アジアでは、原料からプラスチックを生成するよりも、廃プラスチックから再利用するほうが安く仕上げられます。
ですが、輸入した廃プラスチックの多くが再利用できない質の悪い廃プラスチックで、結局再利用できない廃プラスチックがあふれる形となって海へと流出してしまっているようです。

プラスチックゴミ排出量世界ナンバー2でもある日本は、その輸出国でもあります。

現在中国や東南アジアでは廃プラスチックの輸入を禁止していますが、だからといって日本のプラスチック排出量が減っているわけではありません。

環境省が公表している資料「 プラスチックを取り巻く国内外の状況 」によると、平成30年我が国のプラスチックリサイクル率は、24.8%で、世界的に見ると低水準です。

リサイクル率が上がるように改善を望みたいところですが、個人レベルでもできることはあります。

あなたがサーフィンに行くとき入水前後の水分補給のペットボトル飲料水の代わりにマイボトルで飲み物を持参すればエコなだけでなくお財布にも優しくなりますよ。

使いやすいマイボトルはこれ!

ハワイで人気沸騰の携帯ボトルのハイドロフラスク。二重壁真空断熱技術により保冷保温性が高く、表面はマットな質感のパウダーコーティングにより濡れた手でも滑りにくい。ワイドマウスは洗いやすいので日常的に使いやすい!

スタンレーの携帯ボトル。軍用なゴツゴツとしたエンボス塗装が男っぽい硬派なデザイン。一見堅牢で重そうですがステンレス製で460gと軽量。日常的に使用する携帯ボトルは洗いやすいワイドマウスであることもポイント。

土に還るビーチサンダル

土に還るプラスチックがある!?

「生分解性プラスチック」と呼ばれる環境にやさしいプラスチックの開発が進んでいます。自然界の微生物に分解されるため、土に還るプラスチックとして注目され1970年代にゴミ問題の解決策として始まりました。

とはいえ、最近話題になったストローの使用禁止がそうですが、生分解プラスチックの世界生産はプラスチックの1%にしか過ぎないようです。
普及することを期待したいですね!

生分解性プラスチックを使用したビーチサンダルはこれ!

REEFから2019年4月発売開始。生分解性プラスチック「ECO-ONE」を使用しており、柔らかいインソールと固めのアウトソールの2層構造になっているため、履き心地も良いようです!

環境に配慮したウェットシャンプー

ウェットスーツを長持ちさせるためにもウェットスーツを専用のシャンプーやコンディショナーで洗うのは今や当たり前ですよね。

ウェットスーツを自宅の駐車場や敷地内で洗う人も多いと思いますが、
その辺に流したウェットシャンプーの排水は多くの場合雨水同様に道路脇の側溝を通って何の処理も受けずに河川へ流出し海へと流れつきます。( 地域によっては雨水も下水処理施設へ送られる場合もあります )

海でもウェットスーツを洗っている人を多く見かけますが、この時にウェットシャンプーを使って洗うのはそのまま海へ洗剤を流すようなものなのでやめた方がよいでしょう。

ウェットシャンプーを含め多くの洗剤に使用されている界面活性剤は安全なものから人体や環境に悪影響のあるものまで幅広く存在し、悪とされている石油由来の合成界面活性剤の毒性もそう高いものではないとされています。
ですが、汚染物質であることには変わりありません。

サーファーが海を汚す行為を行うのはいかがなものでしょう。
屋外でウェットスーツを洗う環境の人はすぐに環境に配慮したウェットシャンプーやコンディショナーに切り替えましょう!

環境に配慮したウェットシャンプー・コンディショナーはこれ!

EXTRAのウェットシャンプー&コンディショナーは天然由来の界面活性剤で環境に配慮。サトウキビ、渋柿、緑茶などの成分が嫌な臭いを消臭。プルメリアのナチュラルな香りも◎コスパも最強クラス。

UNのウェットシャンプー&ソフナーはまるでフレグランスのような香りにこだわった商品。でも実は環境にも配慮していて、主成分には天然由来原料を使用し、生分解性の高い成分配合で自然に還りやすいとのこと。 さらに高コスパ。

ディスイズウェットシャンプーは生分解度数99%と非常に高く、善玉菌の酵素を配合しこれにより洗浄後に流した排水が川や海へ流れ水質を浄化するとか。「環境に優しい」を通り越して「環境に良い」ウェットシャンプー。

まとめ

ここまでをまとめるとサーファーがサーフィンの際にできるエコ活動として、サーフィンに関連のあるエコアイテムは以下の通りでした。

  • オーガニックなワックスを使う
  • 海洋汚染に配慮した日焼け止めを使う
  • 入水前後の水分補給にはマイボトルを使う
  • 土に還るビーチサンダルを使う
  • 環境に配慮したウェットシャンプーを使う

地球に優しい、海を汚さない、生態系に優しいといったことを含む「Eco-friendly」というすばらしい言葉があります。
自然との関連性の高いサーファーは「Eco-friendly」である必要があると思います。
ですが、サーファーは日焼け止めやウェットシャンプーで知らず知らずに海を汚しているという事実にショックを受けました。

一人の努力による影響なんて些細なものかもしれません、ですが大切なのは影響力の大小ではなく、私たち一人ひとりが環境に対する意識を持つことなんだろうなと思います。

一人ひとりの環境に対する意識が高まり世界中の人が「Eco-friendly」な行動を自然にできるようになれると、環境問題も解決していくのかもしれませんね!

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