この記事では100%植物由来のオーガニック素材の日焼け止めSurfyogis(サーフヨギ)のレヴュー記事です。
2016年にサーフトリップに行ったバリ島でこのロゴの看板をよく目にしました。
日本には無いサーフブランドかなと思っていたのですが、最近チラチラとネットで見かけるようになってようやく日焼け止めだとわかりました。
日焼け止めは色々と持っているのですが、どうもこの日焼け止め『サーフヨギ』が気になって気になって。
結局買っちゃったわけですが思いのほか良かったのでレヴューしたいと思います。
サーフヨギはこんな人にお薦めです!
- 自然に配慮したオーガニックなものを使いたい
- ノンケミカルで身体に良さそうなものを使いたい
- 顔に塗っても目がしみない日焼け止めがほしい
- 強力な耐水性の日焼け止めがほしい
- 触っても簡単には取れない日焼け止めがほしい
自然に配慮した物を使いたい!でもサーフィンに最適なものがいい!
というワガママなあなたにぴったりの日焼け止めですよ!
サーフヨギってどんな日焼け止め?
最近日本でのマーケティングにも力をいれちらほら見かけるようになったこの商品。
バリ島に住むお洒落サーファーご用達の『DRIFTER SURF』というバリ島では有名なサーフショップのオーナーが開発したオーガニックな日焼け止めだとか。
オーナーはサーファーでありヨガマスター。
体や環境に配慮し自然の素材だけを使った、人・海・リーフに優しい日焼け止めを作りたいと、自然に対する熱い想いから開発されました。
この日焼け止めに使われている原料はカカオ、ココナッツオイル、蜜蝋、ヒマシ油といった植物由来の原料でつくられています。
100%自然素材の海や珊瑚そして自分にも優しい日焼け止めなのです。
サーフヨギのオフィシャルサイトではこんな事が書いていました。
近年行われた研究では、多くの日焼け止めに使用される成分、オキシベンゾンが珊瑚で濃縮されていることが発見されています。
毎年6000トンもの日焼け止めがサンゴ礁に溶けだしていることを考えれば、日焼け止めの化学薬品が環境に与える影響は巨大です。
日焼け止めが海へ溶けだす量なんて微々たるものだと思っていたのですが、塵も積もれば山となるでそんな量が海に溶けだしているとは・・・
自然の恩恵にあずかって楽しんでいる者としてこういった小さなことでも海への配慮は必要ですね!
インプレッション
では、実際に使ってみた感想を述べていきたいと思います。
まず見た目。
蓋をくるくる回してパカッと開けてご対面。
これ何色っていうんだ・・・?薄いあずき色とでもいいましょうか。
変わった色の材はつぶつぶした細かい粒子が含まれています。
私が知っている日焼け止めとはまったく異なるこれまでの常識を覆す見た目です。
鼻を近づけてクンクン匂ってみると、ちょっぴりチョコレートっぽい香り。
チョコレートと言っても甘ったるい糖分の匂いではなく、純粋なカカオの匂いでしょうか。
ケミカル臭はまったくありません。草?薬草?
う~んちがう、とにかくオーガニックで身体に良さそうな自然界の香。
最初はあまり良い匂いとは思えませんでしたが、なんでしょう・・・身体がオーガニックを欲しているのでしょうか、なんだか癖になる匂いです。
口に入れても悪くないとのことで、少し削り取って食べてみると・・・まったくの無味。
無味の粘土食べているみたいです。
ていうかほんとに食べていいのでしょうか 汗
実際に肌に塗ってみると、写真ではわかりにくいですが若干青みの掛かった白色で少し細かい粒が入っているのでジャリっとした触り心地です。
粘土状で硬めなのであまり伸びません。しっかり塗り込む必要があります。
一般的な日焼け止めと違って、硬いので塗った後は触っても取れにくく移りにくい。
なんだか良さそうだぞ。
実際に2時間サーフィンしてみます。
蜜蝋やヒマシ油などの油分が主成分なので当然海水を弾きまくって落ちません。
どれくらい日焼けを防げているかはわかりませんが、とにかくしっかり肌に張り付いて2時間後に海へ上がっても入水時と変わらないくらいにしっかりと残っています。
ちなみに日焼け止めとしての効果はSPF40~50と言われています。
公式には効果指標情報がのっていないので実際はどれくらいの効果があるのかは不明です。
いいなと思った点
落ちにくい
とにかく粘度が高いためしっかり肌に張り付いてくれて撥水作用も強いため落ちにくい!
クリーム状やステック系の一般的な日焼け止めは、日焼け止め材が渇く前に濡れた顔を手で拭うとあっという間に流れて取れてしまいます。
しかしサーフヨギは塗った直後から触っても取れにくい上、濡れた顔を手で拭っても手に移りにくく取れません。
手に付きにくい
材が硬めなので塗った肌を触ってもペタペタするだけで手に移りにくいです。
柔い日焼け止めは、塗った直後は手で触ると手に移り、さらに茶色など色付きの日焼け止めの場合、手に付いた日焼け止めがラッシュガードや水着に付いてしまって残念なことになりがちです。
サーフヨギはそんな心配はありません。
目がしみない
日焼け止め自体が硬いので海水に溶け出て目に入る事がないのでしょう。
目が染みる感じは一切ありませんでした。
オーガニック
自然に配慮した日焼け止めは沢山ありますが、科学物質を一切使用していない日焼け止めは他に知りません。
安全性への安心感はもちろん、「自然に配慮しているぞ」という優越感というか満足的のようなものを感じます 笑
悪い点
良い面ばかり書くと回し者と思われそうなのでデメリットも。
長期保存ができない
オフィシャルサイトには以下のように記載されています。
防腐剤は使用していないので、開封後は早めにお使いください。
夏の間は冷暗所で保管してください。車内など高温になる場所での保管は避けてください。
海から上がったらいちいち冷蔵庫などに保管するのは面倒です。
すでに私は車に入れっぱなしですが、この場合使えるのはひと夏だけと割り切る必要があるかもしれません。
でなければ来年の夏は腐ったものを顔に塗り込むことになるのでしょうか。
なかなか洗い落とせない
落ちにくいのは強力なメリットでもありデメリットでもあります。
一度塗ったらそうやすやすとは落ちてくれません。
公式には石鹸で簡単に落ちると書いていますが、石鹸を使っても結構ゴシゴシ洗わないと落ちてくれません。
クレンジング等を使って落とすのが良いかもしれません。
塗った時の色が微妙
塗った時には青紫が掛かった白色になります。
この色に違和感を抱くかもしれません。
目の下付近だけの部分的に塗るのであればそう問題ではありませんが、顔全体に満遍なく真っ白に塗る人は異様さがさらに増すと思います。
購入者の声
参考としてamazonで購入されたかたのレヴューを引用しておきます。
良い評価のレヴュー
予想を覆す便利さ
オーガニックの商品で日焼け止めを探して買いました、趣味でサーフィンをしているので海で取れにくいものを探していましたが今まで使った中でこれだけでした取れなかったのは1番良いのがノンケミカルで目に入っても痛くない。
引用:amazon
満足
水に強く、持ちが良い。
目も赤くならない。
期待通り、寒くなると硬くなることが予想出来る。
引用:amazon
悪い評価のレヴュー
青い
海と体に良さそうなので期待して買った。が、青い!
つけると顔が青紫色になり、まわりの人に「どうしたの?」「色がヤバいね」と言われ、まるでゾンビのよう。いろんなサイトを見たけどそんな評判は無かったのに、なぜ?
バリ人がつけるとちょうどいい色なのか?
引用:amazon
長持ちする
中々落ちない
伸びが悪い
引用:amazon
まとめ
サーフヨギをまとめるとこんな感じでしょうか。
- 100%天然素材
- 一般的な日焼け止めとは全くことなる見た目
- 硬めの材質
- 落ちにくい
- 触っても手に付きにくい
- 目に染みない
- 環境と人体に優しい
- 伸びが悪い
- 使用期限が短い
- オフしにくい
- 色が悪い
自然の素材だけで作っているためデメリットは多々ありますが、 オーガニックであることを理解した上でサーフィン利用時の機能性を考えればとても優秀ではないでしょうか。
個人的には波乗りしている最中に顔に手が触れてしまっても取れないのはデメリットを大きく超えるメリットだと私は感じています。
値段は税込み3,190円と日焼け止めにしては高いと感じますが、実際はそうでもありません。
グラム単価で言えば10g 2,000円前後のステック系の日焼け止めに比べて60gであるサーフヨギは4分の1の値段ということになります。
実はかなりコストパフォーマンスに優れています。
自然派なあなたは是非つかってみてください。なるほどね!ってなること間違いなしですよー。
サーフヨギナチュラルサーフスクリーン
メーカー希望価格:2,900円(税抜)
容量:60g(サーフィン約70セッション使用可能)
生産地:インドネシア(バリ島)
全成分:ヤシ油 ミツロウ ひまし油 酸化亜鉛 カカオ果実(粉末) コーヒーエキス バニラ果実エキス
※公式サイトにはSPFやPAの日焼け止めの効果指標表記がされていません。
楽天などの通販サイトにはSPF50と記載されています。