2018年バリ島サーフトリップ④ 4日目 ヨーロピアン女と私

Oyajisurf

Oyajisurf.comの管理人。
毎朝仕事前に足繁く海へ通うが子供が生まれてからは週末サーファーに。競い合うのは苦手で、良い波より人の少ない波を選びゆるゆると楽しんでいる。本業はIT関連の個人事業主。
ホームポイントは宮崎県の木崎浜。

前回の話はこちら

バリトリップ4日目。

いつものように7時頃朝食のサンドウィッチをほおばりながら空を眺める。
相変わらずスッキリしない空模様だなぁ。

今回のバリトリップではいつもこんな感じのスタート。
でも昼くらいにはギンギンに日が照っている。

おかげで昨日の夜は全身の日焼けのせいで体中が火照り疲労感が半端なかった。
日焼けのし過ぎで体力を奪われているんだと思う。

今日からは顔の一部だけでなく、露出しているところはしっかり日焼け止めを塗ろう。

ホテルの敷地内に生えている椰子の木は風に煽られて揺れている。
まだ朝の7時だというのにもう風が出ちゃっている。

しかも南風。
バリ島では南風はどこも風が合わない。

まぁでも悪い部分に焦点を合わせても楽しめない。
今の状況を最大限楽しんでいこう。

さて、今日もチャング―へ行って見よう。
昨日はナビに従って遠回りしたが、今日はナビを使わずに自力でショートカットルートで行こう。

水着とラッシュガードの姿でバイクを走らせると少し肌寒い。

ナビを設定せずにGooleMapを確認しながら運転するも、スマホフォルダーに入れているとタッチが反応しない。

結局何度も道を誤りながら、なんとか昨日のオールドマンズに到着。
オールドマンズは昨日と同じようなワイドな波。
でも若干波数が減り纏まっている気がする。

次にエコビーチの方へ向かってみる。
エコビーチはチャングーエリアのメインブレイク。

昨日帰り際に見に行ってみましたが、オールドマンズより全然いい波で頭オーバーのAフレームが割れていました。

もちろんバッシバシなエキスパートが沢山いたので、
私みたいなへっぽこがポイントブレイクのピークで波待ちするのは肩身が狭いだろうな。

エコビーチへ向かう途中、オールドマンズとエコビーチの間くらいのエリアで波待ちしている人の塊が二つほど見える。
ここはなんていうポイントだろう。ここもオールドマンズになるんだろうか。

バイクを停めて見てみるとどちらのピークもポイントブレイクでメローな波が割れている。
サイズは胸~頭と言ったとこです。

よし、今日はここにはいってみよう!

オールドマンズより少し黒い砂のビーチ。
やはりここでも沢山のサンベットが並べられている。

未舗装の砂利道にバイクを停め、バイクを降りようとしていると、海上がりのオージーが水を滴らせながらバイクへ戻って来た。
挨拶をすると「今日は風が強い」的な事を言っている。

ビーチにいるチャラそうなビーチボーイに声を掛けてサンベットを借りる。

たかだか2~3時間サーフィンするのに400~500円お金を払うのもバカらしいが、
波乗り後にサンベットでのんびり海を眺めながらバケーション気分味わいたいのです。

あと、今回のトリップで新たに身につけた盗難防止のテクニック。

ビーチパラソルの傘の骨の内側にバックパックを入れてバックパックのジッパーと傘の骨にワイヤーロックを掛ければバックパックを開けることも持ち去る事もできない。
これで盗難防止対策はバッチシ。なはず。

わざわざサンベットを借りてこんなことしなくても、飲み物1本買えばビーチボーイが荷物預かってくれますけどね。
それでもやっぱり心配なんです。

準備が整ったところで緊張の入水。
はじめてのポイントでのエントリーはどんなとこでも緊張するもんです。

今日はポイントブレイク気味なので楽々のゲティングアウト。
ただし、やっぱりアウトが遠い。


波が割れる場所は限られているのでピークの人口密度は高め。
ほとんどがロングボーダー。

分厚い波はなかなか捉えきれない。

パワフルなセットは入ってくるものの、
当然さらに沖からロングボーダーが乗ってくる。

そんな中、危なっかしい乗り方をする1人のヨーロピアンの女性ロングボーダーが気になる。

一番アウトで波を待ち、インサイド側に人がわんさか居てもお構いなしに突進してくる。

乗っている人優先なのは分るが、明らかにゲット中の人が避けれない状況の場合、
ターンして回避するかテイクオフを辞めるかプルアウトするのが普通だと思うが、それは日本だけのことなんだろうか。

ライン上に人が居ようが居まいがお構いなし。
ヨーロピアン女はビックセットにガンガンチャージして突っ込んでいく。

その様はまるで暴走機関車。

そして、私の隣にいたイケメンオージー突っ込まれる。
ヨーロピアン女、悪びれる風もなくイケメンオージー苦笑い。

あの女こえーー!とか思いながら波を追いかけていると、正面からセットが来た。

ヨーロピアン女がテイクオフしようとしている。
そのライン上には私!?

やっべ!

どっちに避ける!?右?左?
相手の動きと逆に行こうと思うも彼女の視線は完全に私にロックオン。

ぎゃーー!こっち見ないでーー!

人間、自分の思いとは関係なしに見た方向に進んでいくものである。
案の上まっすぐ突っ込んでくる。

あ~轢かれる。もう駄目だ・・・。

意を決して深くドルフィン。
潜る瞬間、目の前でヨーロピアン女ワイプアウト。

そして脇腹に鈍い衝撃。

痛ってーー。

彼女のライン上に私が居たので、浮上後に一応手を上げてソーリー。
ヨーロピアン女、謝る風でもなくフランス語で何かブシュブシュ言いながらまたアウトへ戻って行く。

・・・

なんか納得いかねー。

当たったのは私の体なのでボードは大丈夫だろう。
ボードのノーズ、レール、テールを手で触って確認するが問題無し。
とくに激しい痛みも残ってないし、当たった患部も問題なさそう。

と思ったのもつかぬま。

後ほどボードのボトムに見知らぬヘコみ発見。
凹んでいるだけならまだしもガリっとなる。

あ~あ、リペアが必要だわコレ。

これで帰るのもくやしいのでそのまま波乗り続行。
しかし、風はどんどん強まりコンディションは悪くなる一方。

結局、気持ちの良いライディングは無いまま不完全燃焼で2時間のサーフィンを終えました。

その後、いつものように小一時間ほどビーチのサンベットでバケーション気分を堪能。
朝とはうって変わって強い日差しが照り付ける。

腹が減ったので帰る途中にあるMIE88スミニャック店に入ってみます。

MIE88はバリ島でチェーン展開している麺物が上手いと評判の店。
オーシャンフロントならぬ田んぼフロントな席に着くと柔らかい風が店内を吹き抜け気持ちいい。

目の前の田んぼは休耕中だが、水田になっている時はきっと綺麗なんだろうな。
ちなみにメニューは日本語でも掛かれている。

写真で美味しそうだったナシアヤムサンバルマタを注文。
この店は麺が評判のようだが、迷わず米系で。私は米が食いたいんだ。

キタコレ。米ハート。

でも、んめぇー。

味噌汁の茶碗っぽいのがなんか日本的なビジュアル。
サンバルマタと言う生サンバルがピリッと辛く、レモングラスのさっぱり感が絶妙。
米が進む。毎日これでもいい。

さて、ホテルへ戻ってボードの応急処置をしなきゃ。

プールサイドでソーラーレジンを指でヌリヌリ。
指に付着したレジンが厄介。テッシュで拭き取ると、テッシュが指になる。

レジンが乾く間プールサイドでまったり。

バリの強い日差しであっという間にレジンはカッチカチやぞ。

まだ2ラウンド目に行けそうな時間なので歩いてすぐのパドマビーチへ行ってみよう。
熱帯植物が生い茂るこういう景観が好き。

割れ門の隙間から徐々に見えてくる海がワクワク感を募らせます。

ビーチにはゆるーい時間が流れている。
今日も平和だ。

でも、波は・・・

頭くらいの超ワイド。
惹かれない・・・というかこれは無理。

そうこうしている内に日も暮れてきました。

そんなこんなであっというまに一日が終わっていくのでした。

ちなみに夜飯は、前回バリに訪れた際に食べたべべゴレンがどうしても食べたかったので同じ店に行ってみます。
カユアヤビレッジというパサールの中にあるGapetという店。

※パサール=市場のような商店群

敷地内に入ると一声に「ス~ラマッ マラ~ム♪」と、なんともゆる~い挨拶が印象的。
フードコート的な感じになっているので複数のお店で買って持ち寄って食べるのも楽しそうです。

ちなみに、べべゴレンの『べべ』とはアヒルです。
鶏より味が濃くておいしいのです。超絶辛いが癖になる味。

これこれ、これが食べたかったのよねー。
ハヒハヒ言いながらも食が進みあっという間に完食。

バリ飯と言ったらナシゴレン、ミーゴレン、ナシチャンプルくらいしか一般的には知られていないが、美味しいものが沢山ある。
1人で店に入るのは勇気がいりますが、せっかく来てるんだし思い切ってチャレンジしてみないとね。
と楽園バリを満喫するオヤジでした。

次は『2018年バリ島サーフトリップ⑤ 5日目 エコビーチ

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