午前7時。
サイズはまだ残りそうですし、風向きもオフ寄りです。
ということで今日も木崎浜の加江田に来ています。
波の状況はというと・・・うーん、しぶとい!
低気圧はすっかり抜けましたが、しぶとく東寄りのうねりが届いておりアベレージ腹の波が割れています。
昨日より若干下がったものの西風で面は抑えられ波も纏まっています。
たまーにくるセットは胸くらいありそうです。ど干潮でだいぶブレイクが早いですが多分遊べるでしょう。
天気: 晴れ
サイズ: 腹 セット胸
風: サイドオフ
潮回り: 干潮
面: 良好
既に日が昇っておりちょっと出遅れたため急いで準備に取り掛かります。
ウェットスーツはふくらはぎと腕の部分がまだベチャベチャと濡れています。
ぬぁー、冷たいし!そして臭い!
事務所の換気の悪い倉庫で干していたウェットスーツからは生乾きの匂いがもぁもぁと漂ってきます。
まるでボロ雑巾を体に張り付けたような気分になりながら、6’00″のBiltスピットファイヤーを引き出し冷たい砂浜を小走りに波うち際までかけていきます。
めぼしを付けた場所には既にサーファーが一人波待ちをしています。
海に軽く一礼をして、冷たい砂浜から逃れるようにジャボジャボと水にはいっていくも冷たさからは解放されません。
あっという間に手の感覚が鈍くなっていくのを感じながらゲティングアウト。
昨日と同じようになかなか割れないうねりはてっぺんをヒラヒラとさせながらその範囲を広げていきます。
昨日と違うのはさらに浅いところでドカンとブレイクしているところです。
しっかり切れ目を狙らって慎重にいきましょう。
人が居ないとどのあたりで波待ちをすればいいかわからず、しばらく波を追いかけながらポジションを探ります。
貸し切り状態の波を休む間もなく数本。
乗っては戻りまた乗ってを数本繰り返します。
綺麗なうねりですが、見た目どおりに早い波はワンターンでめくれ上がったリップでフィニッシュのショートライド中心です。
とはいってもリッピングなどまともになんかできませんが 汗
とある一本です。
10時方向から綺麗なはっきりとしたうねりがきます。
どんどん広がっていくピークの切れ目を全力で追いかける。
切れ目に合わせたつもりでもあっという間にショルダーは切り立つ。
焦りながらテイクオフ。
斜めに駆け降りながら屈んだ体勢の視線の先には既に崩れそうな壁。
右手で海面を触れながら壁に向かい飛び上がるように体を伸びあがらせると崩れてきた壁にバコッと弾かれる。
ボードは反動で岸側へ向き直り、捲れる最中の波の上に落下するように着地。
そのまま捲れれあがるフェイスにノーズが突き刺さりテイクオフ時のパーリングのようなワイプアウト。
なんだか惜しいような感じがしました。
ノーズが刺さらなければそれっぽく見えた気がします。
意識的に板を返したというより、波の反動で返されたという感じなのでリッピングというにはおこがましいですが、トップアクション的な事が少しずつ出来始めているような気がしなくもありません。
このようにワンターン後のトップアクション?で着地できずに失敗するか、板が返らず波に取り残されるか、スープに乗り上げてそのまま泡波に包まれて終了するかといったライディングを繰り返します。
入水から約30分。時間のわりには結構な本数を乗った気がします。
気が付けば随分横に流されているようです。
戻るのも面倒なのでそのまま来るうねりを追い掛け続けます。
うねりが来ます。
うねりの切れ目を追いかけボードが持ち上げられる。
ボードに腹ばいになった進行方向の視界はいっきにめくれ上がり強引にテイクオフしようとするも波に巻くられパーリング。
岸には波チェックしている人たちが数人見えます。
はずかしい・・・
気を取り直してトライ。
またもやパーリング。
は、はずかしい・・・
再度トライ。
やっぱムリーーーーー!
とっさにボードを横に向け捲れ上がった波から逃れようとするも、横を向いたまま捲られる。
はずかしすぎる・・・
さらに立て続けにパーリングしまくります。
さっきまではなんとかテイクオフできていたのに乗れません。
どうやら場所がまずいようです。
まるで波乗りを初めて幾日もたたないようなビギナーになったような気分になります。
他の2名がいる元いた場所まで戻るも何故か肩身が狭い。
パーリングの連続で精神的に調子を落としたままタイムリミットを迎えるのでした。
コメントを残す