寒いし、波無いしでさすがに仕事前の朝一サーフィンは面倒で、
ついに週末オンリーな感じになってしまっています。
場所によっては腹くらいのが割れる時間帯もあるようですが、エキスパートな方々のセッションに紛れる勇気はないので、この時期の朝はゆっくりお布団に包まれておきます。
さて、太陽のある時間帯に波乗りができる待ちに待った休日です。
とはいえ、今日は低気圧による悪天候。
ですが、昨日あたりから長らく続いたフラットコンディションに変化が出てきており、オンショアですが今日はサイズアップする予報です。
iinami.comでライブ映像を見ると、確かにサイズは上がっています。
ですが、満潮で波が割れにくそうです。
う~む、もうちょっと潮が下げないと厳しそうだ。
できるだけ潮が下げる時間を見計らって海へ行きたいところです。
嫁ちゃんを上手く説得して波乗りに付き合ってもらいましょう。
15時ちょっと前。木崎浜へ到着。
確かに波はありますが、波数多くまとまりがありません。
まだまだ潮は満ちており、波が割れずらいコンディションです。
もしかしたら午前中の引いている時間帯はいい波だったかもしれません。
昨日夜更かししてしまったことを悔やみます。
天気:雨
サイズ:腰腹
風:オンショア
面:あまりよくない
潮周り:下げ潮二分
外は結構な雨が降っています。
狭い車内で着替えを済ませハードケースから6’0″のBiltスピットファイヤーを引き出します。
いつものように1時間で戻ってくると嫁ちゃんに告げ雨の中どんよりとしたビーチへ。
そういえば、ついに嫁ちゃんにボード新調のお許しをいただいたのです!
これでこれからは嫁ちゃんが居る日でも堂々とスピットファイヤーを持ち出せます。
波打ち際であまり意味の無いような適当なストレッチを行いパドルアウト。
小さいながらも次から次へと泡波が押し寄せドルフィンスルーを行う間隔が短く結構めんどくさい。
さほど遠く無いアウトに到着し集団の隅に紛れます。
あちこちでぼこぼこと三角のウネリがくるものの、
ピークのみでダバッと割れ、あとはヨレヨレっとショルダーの張らない波です。
「これは行ける!」と思ったうねりもミドル付近でまた緩んでしまいテイクオフさせてくれません。
永遠とトライを繰り返すこと数十分。
ようやく捉えた波もテイクオフ直後にでろーんと力を無くほぼテイクオフするのみで終わってしまいます。
潮が引き始め徐々にうねりがはっきりしてくるものの、あっという間に約束の1時間は過ぎ去っていきます。
まだ2本しか乗れていません。しかもほぼテイクオフするだけ。
「あと10分だけ・・・」
人が多く集まっている集団の中心あたりは乗れるのでしょうか。
ですが、人口密度の高いところへは行きたくありません。
右側を見ると誰もいない場所で多少よさそうなうねりが。
場所を移動し、あいかわらずはっきりとしないうねりを追いかけまわします。
急に現れるピークの短い三角のうねりに慌てて全力パドル。
レイト気味にテイクオフ。
なるべくボトムに降りきらないようにすぐに横に向けるも、ショルダーの張らないでろーんとした波ではすぐに波の力がなくなる。
ボードをボトムへ向け直し波を叩くように思いっきりパンピング。
粘っているとインサイドでショルダーが張り出す。
ヨレヨレのアップスンで横へ走ると一気に掘れあがってくる。
プルアウトできる状態ではないので、波の裏へすぽーんと放り投げられるようにダイブ。
リーシュを掴みボードをたぐり寄せ立ち上がると・・・スネほどの深さ。
「あぶねー!ショアブレイクじゃん!」
どおりで誰も居ないわけです。
乗り継ぐと途中から気持ちよく走り出すがブレイクする前にしっかりプルアウトしないとだいぶリスキーです。
前からつんのめったワイプアウトでもしたら・・・
やばいとは分かっていながらも波に乗りたいという衝動を抑えられず、あぶなっかしいライディングを数本。
気がつけば約束の時間から30分過ぎており慌ててパドルで岸へと戻ります。
車へ戻るといつものように嫁ちゃんは車の中でお休み中です。
「ごめんごめん!ついつい長居しちゃった!」
とくにお怒りではないご様子。
ふぅ・・・良かった。
雨の日は入る時はいいのですが、上がった時がめんどくさい。
びしょ濡れになりながら着替えを済ませ、近くにあるホテルの温泉へ向かいながら嫁ちゃんのご機嫌を取るのでした。
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