この記事ではサーファーが海の上で守るべきマナーについてご紹介します。
サーフィンで楽しいと感じれる時は乗れた乗れない以外の要因も大きく影響しているものです。
Badマナーなサーファーはその場の雰囲気を悪くしたり、トラブルの原因となったり、
せっかくの楽しいはずの休日のサーフィンを台無しにされることもしばしば。
そのようなBadマナーなサーファーにはなりたくないものですよね。
今回はそんなBadマナーなサーファーにならないように、
海の上での最低限のマナーをまとめてみました。
既に経験の伴ったサーファーさんも、乗りたい衝動に任せてマナーが放漫になってきていませんか?
自分のモラル&マナーを見つめなおす機会として是非読んでみてくださいね!
それではスタート!
[ad1]何はともあれ挨拶
挨拶をしましょう!というのはサーフィンだけでなく子供の頃から教えられてきた人としてのマナー。
海の上でも当然のマナーです。
ですが、簡単そうで以外と難しいのもこのマナーです。
知らない人に話しかけるのって勇気入りますもんね。
その場にいる人すべてに挨拶をして回る必要はありませんが、
海の上ではせめて目が合ったらそらしてしまわずニッコリ歯を見せて挨拶してみましょう。
自分から挨拶するのが苦手な人は他のサーファーさんと目が合ったらチャンスだと思ってみてください。
だって「知らない人」から「知っている人」に昇格できる絶好の機会なんですから!
一声かわすだけでも心の距離感は随分違うものです。
その場の雰囲気も良くなり気持ちよくサーフィンができるようになります。
また、相手にとっての「知っている人」になれば波を譲ってもらえたり、些細なことでは大きなトラブルになることもありません。
たとえこちらに非があったとしてもちゃんと謝罪の意思を伝えれば「おけーおけーきにしないで!」と流してくれるものです。
ライディングしている人への配慮
マナーというよりルール的なお話しです。
ルール上ではパドルしている人とライディングしている人とではライディングしているが人が優先です。
もしあなたがゲティングアウト中に前方から誰かが波に乗ってきたら、
乗り手の進路を避けライディングの邪魔にならないようにする必要があります。
そのためには乗り手の進行方向とは逆方向に向かってパドルする必要があるのですが、
波がブレイクしている方向、つまりピーク側へ避ける事になります。
当然ドルフィンスルーを強いられたり場合によっては巻かれてしまいますが、それが乗り手への配慮というもの。
ただし、状況やタイミング的にショルダー側から避けた方が安全な場合もあるので臨機応変な対応も必要です。
危険を察知したら早めの回避
上記のマナーであげているように、パドルしている人とライディングしている人とはライディングしている人が優先。
ですが、パドリングしている人はライディングしている人を避けらない状況も多くあります。
とくにビーチポイントではブレイクする場所が定まらないので、乗り手の進路を避けられない状況も少なくありません。
そんな時、乗り手はテイクオフを辞めるなりプルアウトするなりして早めに危険を回避するようにしましょう。
ルール的にはライディング優先ですが、だからと言ってケガさせて良いわけはありませんからね。
リスクを犯して強引に波に乗っても、あとあとつまらない思いをする可能性の方が大きいですよね。
危険を回避する行動をする必要があるのはパドルしている人だけでなくライディングしている人も同じです。
スネーキングをしない
スネーキングの解釈は諸説ありますが、一般的に言われるのはピーク付近でテイクオフしようとしている人のさらにピーク側に回り込んで無理やり波の優先権を得ようとする行為。
(スネーキングの定義は広くテイクオフしようとしてる人の前を横切ったりしてテイクオフを妨害する行為もスネーキングと言われます。)
競技サーフィンであれば波の優先権を得るためのポジションを奪い合うためルール違反にはなりませんが、フリーサイフィンでスネーキングをやられると気分のよいものではありません。
他人の気分を害してまでガツガツと波に乗ろうとする姿勢は好まれるものではありません。
スネーキングはマナーとして控えましょう。
その場の空気を乱さない
海の上ではコンディションやメンツなど、その時の状況によって場の空気というものがあります。
また、先に入っている人達の中で順番に回し乗りしていたり、暗黙の了解的なリズムが出来ていたりもします。
後から入ってきた人に既にあるリズムや空気を乱されるのは不快なものです。
例えば、
いきなり一番いい場所に陣取る。
いきなり入ってきて波にガッつく。
複数人でワイワイ騒ぐ。
こういった行為はその場の調和と空気を乱します。
すでにできている雰囲気や調和を乱すような行為は避けるようにしましょう。
まずはじっくり様子を伺い、先に入っている人達を尊重し、控えめに行動しはじめるのが吉。
浮力の違いに配慮する
周囲と同程度のボードで乗りまくるのは技術の差なので周りから羨望の眼差しで見られることでしょう。
ですが、浮力のあるボードでドヤ顔でのりまくると敵意に満ちた眼差しで見られるかも。
これは言い過ぎかもしれませんが、これまたモヤモヤされる行為であることは間違いありません。
例えばロングボートとショートボードであれば乗れる位置も違えば乗れる波の数も違ってきます。
ロングボードの圧倒的浮力の前にショートボードはなすすべはありません。
明らかに周囲と異なる浮力のボードを使っている場合は、乗れてしまうからといってあれもこれもと乗ってしまうのではなく、たまには控えることもマナーです。
ヘイ!よりハーイ!
「ヘイ!」はちょっとトゲトゲしい言い方です。
例え自分に非があったとしてもヘイヘイ言われると何処か尺全としないモヤモヤが残ります。
タチの悪い相手だと、「お前何様だ!」なんてトラブルに発展するケースもあるとか。
「ハーイ!」であはれば多少角の取れた言い方に感じるものです。
前乗りされそうな時や、自分の存在を知らせるためなどで声を上げないといけない状況の時は「ヘイ!」ではなく「ハーイ!」で注意を促しましょう。
ちなみに「ヒューッ!」や「フォー!」などで注意を促すのも配慮を感じる言い方ですが、良い波や良いライディングへの称賛的なものと勘違いして前乗りに気がつかれないこともありますのでご注意を。
おわりに
良いマナーは良い結果として、悪いマナーは悪い結果として。
マナーは自分自身の結果に影響してくるものなので良いマナーで自分も周りも気持ちよくサーフィンを楽しみたいものですね。
陸でのマナーやルールも是非↓
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