前回の記事「Oyajiのゴールデンウィーク 前編」のつづき
さてはてGW2日目はどうだったかというと・・・
このアイキャッチ画像で何が起こったかは容易に想像できることでしょう。
5月2日OyajiのGW2日目
昨日から頭の中はサーフィンの事ばかり。
何度も波情報を見てはサイズが上がらないかと期待するものの、残念ながら本日は少しサイズダウンの予報。
乗れるほどの波よあってくれーと願いながら木崎浜へ向かいます。
午前5時前に木崎浜に到着。
まだ夜明け前だというのに既に車がびっしり。
さすがGWです。
なんとか車を停めまだ薄暗い海を見てみれば、昨日より若干下がった感はあるもののサーフィンをするには十分なサイズ。
しばらくすると数人がパドルアウトしていきます。
日時: 2019年5月2日
場所: 木崎浜 トイレ前
天気: 快晴
サイズ: 腰腹 セット胸
風: 微弱なオフ
面: クリーン
すぐに混雑してきて波に乗れなくなってきそうなので人の少ないこの時間帯がチャンスです。
遅れまいと急いでウェットスーツに着替えてビーチへ駆け降ります。
まだ日の出ていないビーチの砂は冷たく、足の裏が冷たくて痛いくらいです。
それでも昼前には強い日差しが照り付けてまるで初夏のようになります。
アウトに出るとサーファーはまだ数人しかいません。
顔見知りの身内数人と知らない人数人。
薄暗い海に肌寒くピンと張りつめた空気。
静寂の中で昨日に引き続き程よいサイズのメローな波が寄せて来ています。
ちょっと割れにくいですが、面もクリーン。
濃い紺色から淡い青に薄まっていくグラデーションの空には雲が無く今日一日気持ちの良い空になるのを感じさせてくれます。
今なら乗り放題!
競い合う事なく乗れるこの時間帯は最高です。
波は昨日と同じようにメローですが、テイクオフでのたるいセクション越えられれば少し張り出し自動的にインサイドまで運んでくれます。
「ターンではしっかりテールに加重を掛けて・・・」
「がに股にならないように後ろ足を内側に入れて・・・」
「バックサイドのボトム―ターンでは左手の甲を下にして後ろを振り返るように・・・」
いつもより落ち着いて乗れる波なのでしっかり改善点を意識しながら乗ろうと思うのですが
いざテイクオフするとやっぱり意識がすっ飛んでしまうんですよね。
だみだー。
そうこうしているうちに気が付けば人人人。
潮も上げてきて乗れなくなります。
ラスト一本の悲劇
いつも長時間粘るお知り合いの方は人が多くて乗れないからという事で早々に撤収。
そろそろ私もラスト一本で上がろうと決めます。
でもそこからなかなか最後の1本に乗れません。
そんな時アウトから「これいけるぞー!」とローカルの諸先輩が声を掛けて回してくれます。
うねりを確認した私は全力でレギュラーへセットするように追いかけます。
くっ!間に合わない!
ブレイクし掛けた白波の中からの不安定なテイクオフとなり、必死に体勢を取り戻しているその時、私より右側ちょっと先からテイクオフしようとしている人影が。
ちょちょちょちょーーー!
よりによってその人はわざわざ私の方向へ向かってテイクオフしてくるではないですか。
マズイと思うもそのまま波に引っ張られワイプアウトするサックアウトの状態となり、浮上すると二つのボードがもつれ合っています。
あっちゃー。
私としてはかなり危険な前乗りをされた感覚です。
まずは「大丈夫ですか?」と安否確認。
「ひとまずボード確認しましょうか?」と私が言った瞬間、もつれ合ったボードを引き寄せ何も言わずにそのままアウトへパドルアウトしていくではないですか。
まさかの反応をされたことに私は驚きその場で呆然とたちつくしてしまいます。
ハッと我に返ってボードを引き寄せ確認するとノーズにフィンがザックリ刺さった跡・・・
やってくれたわー。
呼び止めようと思うも既に彼はアウトへ。
追いかけよと思いましたが、
もしかしたら周りが見えていなかっただけで私の方が前乗りだった?
そんな事はないはずだが・・・
目撃した第三者でなければどうだったのかはわかりません。
相手も前乗りの自覚が無ければ文句を言ったところでどっちが良い悪いの水掛け論になるだけでしょう。
相手の彼は話したことは有りませんが面識のある地元サーファー。
こじれるとお互い今後気持ちよく波乗りが出来なくなる可能性もあります。
もういいや。どうせボロボロのボードだし。
それよりも、フォームに水を吸わせないように急いで上がらなきゃ。
GWの前半でクラッシュは萎えます。
しかもラストと決めた最後の一本でとか・・・
人が多いと乗れる本数が少なくなり、必死になりすぎて周りが見えなくなったり、判断が甘くなってついつい無茶しがちです。
やっぱり多少波が悪くてもポイントずらして混雑を避けるに限るな。
さぁリペアだ!
今日から嫁ちゃんと子供は実家に帰省。
私一人お留守番なので久しぶりの自由の身です。
波乗り後もたっぷり自分の時間を使えます。
天気もいいし、半袖でも十分な気温。
よし、クラッシュしたボードを速攻でリペアだ!
フィンがぶっ刺さったところを綺麗に切開しフォームを確認すると結構水吸っちゃっています。
ボードを屋外の日の当たるところに置いておけば夕方にはすっかりフォームはカリッカリ。
よっしゃとばかりにマスキングテープでプールを作りレジンを流し込みます。
元々フォームだったところがすべてレジンになるので浮力や重さが変わってしまいそうです。
本来はこんな雑なリペアはしないでしょう。
でも私程度のサーフィンの腕前であれば、ボードの良し悪しなんてわかりません。
傷が埋まればかまわん、かまわん。
さすがに今日1日で治すのは無理そうですが、明日1日使えば治せるはず。
という予定も虚しく、GWが明けた執筆中の5月8日今現在もなぜかまだボードはリペア台に横たわっています。
コメントを残す