自然の摂理と私

長らく腰腹サイズとほどほどなコンディションが続いている宮崎です。
出来なくもないようですが、週一休みで12時間働けばそれなりの波じゃないと早起きして波チェックしに行く気にはなりません。

とはいえ少し間が開くとすーぐ体力落ちるし、すーぐ退化しちゃうもんで、サーフィンがしたいという欲求より不安がつのってきます。

今日も仕事の予定はガッツリ。
でもそろそろ波乗り行かないと。

てことでやってきました木崎浜。
早朝5時前。すでに空は明るく朝焼けで赤味を帯びた空の下では腹程度の波。
なかなか割れないうねりはインサイドでワイドめに崩れています。

辛うじて乗れそうなところがあるものの波数が少ないため混雑しそうです。

うーん微妙。
ガッツリ予定の入った仕事の事を考えると気が進みません。

波チェックをしているとあることに気が付きます。
波打ち際から岸へと向かう重機のキャタピラー跡のような筋が2本。
その何者かの足跡の先には砂を掘り返したような跡。

アカウミガメの産卵跡です。
毎年春から夏にかけて、朝一のビーチではこのようなアカウミガメの産卵跡をいたるところで見ることができます。

アカウミガメは今年もこの海にちゃんと帰ってきてくれて
えっほえっほとビーチを歩き涙流して卵を産んで行った事を想うと、
もうすぐ第一子が産まれる私には熱い物を感じずにはいられません。

そんな脈々と繰り返される大自然のサイクルの中で生まれるエネルギーにあやかり私達は波乗りを楽しませていただいている訳で、
そしてたまたま私はサーフィンに適した海の近辺に住んでいる。

ハワイやオーストラリアやインドネシアのような海ではないにしても、贅沢を言わなければ毎日に近いくらい波乗りは出来ます。
この環境に感謝せねば。

よし、やろう！

てことで、海に到着して30分
ウダウダ悩んだあげくようやく入る決意が固まりました。

てか、前置きなげーよ！

なんて声が聞こえてきそうですが、
ろくでもないライディングしかしていないのでこうでもして文字数稼がないとネタがないのです。

話を戻して、
この時間帯はまだ肌寒いですが、日が昇れば明らかに暑くなるのはわかっています。
でも今、この瞬間寒いもんだからどうしてもフルスーツに袖を通してしまいます。

そして日が昇って後悔。
3mmセミドライじゃあちーのなんのって。

久しぶりのパドリングとウェットスーツの暑さにヒーヒー言いながらろくでもないライディングを繰り返します。
俺こんなに下手だっけ？っていうくらい無様にコケまくります。

一瞬波のせいにするも、上手い人はバッシバシ。

そんな周りを見れば乗れないのは私の腕の問題であるのは明らかです。

ぐぬぬ・・・
でも天気よくて気持ち良かったし！

体動かしたぞという変な安心感と
波乗りしたような気分（全然乗れてない）で満足するのでした。