今日もいつもの木崎浜加江田ポイント。
ポツポツと雨の降る薄暗い海の上、一人波待ちをしています。
時間はすでに6時半。明るくなる時間は日に日に遅くなり、ついに朝練できる時間はたったの30分です。
まだ誰も入ってきておらず加江田ポイント一番乗りです。
場所:木崎浜 加江田ポイント
サイズ:腹 セット胸
天気:にわか雨
風:無風
潮回り:満ち込み五分
岸から見ると少しワイドで早そうでしたが、実際入ってみるとなかなか割れないタル早い波です。
波は十分ですが、さすがに誰もいないと若干不安になります。
いつもは人の並びで沖に流されていないか確認するのですが、一人だと流されているのに気がつかなそうで気の弱い私は心配になります。
不安感を拭えない中、うねりを追いかけます。
数回目のトライで波を捉えます。
板が滑り出し腕立て体勢に
急に波は早くなりすぐに壁を作り出す
斜めにテイクオフしながらクイックにファーストターン
ガシガシと波の中腹を上下に気持ちよくアップスンが決まる
アップスンを4漕ぎほどしたところで進行方向からブレイク
スープに乗り上げるように突っ込み終了
心の声「おぉー、思ったより乗れる波だぞ!」
見た目早そうな波ですが意外と乗れる波のようです。
テンションが上がります。
その後立て続けに数本乗ったところで気がつけば周りには5、6人のサーファーが集まっています。
心の声「岸から私のライディングを見て乗れる波だと思って集まって来たんだねー」
なんて自惚れたことを考えます。
入って10分ほど足らずで波の崩れ方が良くなってきました。
今日一番セットが10時方向から入ってきます。
これまでとはまったくサイズ感の異なるビックセット!
逃してなるものかと即反応、左手に向かってレギュラーの切れ目を追いかけます。
ほぼ同時に一斉に周囲の人も動き出します。
ショルダー側から一人追いつきそうです。
私とその方のポジション争いになりました。
追いつけば私の方がピーク側なので優先です。
全力パドルで横からピークのボトムに滑り込む。
ボードが持ち上げられボードが滑り出す。
もう一人の方もまだ諦めない。
私が先にテイクオフ
前乗りギリギリで離脱してくれる
ボトムに降りすぎないようにクイックめにターン
波の高い位置でアップスンを3漕ぎほどしたところで壁が途切れ視界が開ける
かろうじてトップターンを行い失速しつつもボトムに向き直る
パンピングでボードをしごいているとまたニョキニョキとショルダーが生えてくる
最初とは異なるボトムターンとトップターンの繰り返しのようなゆったりとしたアップスンをさらに3回ほど繰り返す
ショルダーはヒラヒラし始め崩れそうになる
リッピングが頭をよぎる
思いっきり壁に向かってボトムターン
ブレイクしてきたカールにボードがはじかれ目の前でボードが返った(ように見えた)
ボードを体に引き戻せずワイプアウト
水面から顔を出しアウト側を見るとずいぶんと元いた場所が遠くにあります。
過去最長くらいのロングライディングです。
うっひょー!きもちいいー!
声に出そうになるのをぐっと堪えながら元いたラインナップに戻ります。
心の声「ずいぶん遠くまで来ちまったぜぃ、戻るのがダルイわぁ」
ほんとは小躍りしたいくらいなのに、さも当たり前かのようなポーカーフェイスを気取りラインナップに戻ります。(どうせ誰もみていませんが 汗)
ますますテンション上がるとともに調子ずいてきたのか、その後立て続けにそこそこ気持ちのよいライディングが続きます。
乗って、戻って、波待する間もなく乗って、戻って、またすぐ乗って。
何故かトライする度に乗れてしまいます。
あっという間に30分が経とうとしています。
「残り2分あれば1本乗れる!」
スーパーマリオのスターを取った時のようになった私は残り数分を惜しんで波を選ばずトライ。どんな波でも乗れそうな勢いでした。
良くもなく悪くもない最後の一本を乗り終え終了のゴングがカンカンカンカンカーン!と頭の中で鳴ります。
もうバテバテです。
入水から30分で計7本乗ることができました。
さらにはほぼすべてそれなりに楽しめました。
充実した30分。たったの30分でも満足できる波乗りができるものなんだなぁと考えながら加江田ポイントを後にするのでした。
~後記~
最近封印していたリッピングへの衝動を解放しています。
そう簡単にできるようになるものではないのはわかっていますが、なんかできるような気だけはしています。
オフザトップやオフザリップなども結局はトップターンの激しいやつなので、基本はトップターンと同じなのかなと、機会があればチャレンジしています。
まだそんなレベルじゃねーだろ!って感じですが、暖かく見守ってやってください 笑
コメントを残す