2018年バリ島サーフトリップ⑧ 7日目 バランガン

Oyajisurf

Oyajisurf.comの管理人。
毎朝仕事前に足繁く海へ通うが子供が生まれてからは週末サーファーに。競い合うのは苦手で、良い波より人の少ない波を選びゆるゆると楽しんでいる。本業はIT関連の個人事業主。
ホームポイントは宮崎県の木崎浜。

前回の話はこちら

バリトリップ7日目。

う~んどうしよう・・・

朝食を取りながら今日行くポイントを考えます。

今日がバリ島ラストナイト。
波乗りできるのも今日と明日のみ。

今回は南の半島の方へはまだ行っていません。
バリ島南側のブキット半島には、ウルワツをはじめとするワールドクラスの波が立つポイントがいくつもあります。

しかしこの半島側のポイントはシャローでホレホレな上級者向けのリーフポイントばかり。
私の腕ではあまり楽しめないのは容易に想像できます。

それでも今回のバリトリップでも一度くらいは半島側のポイントで入りたい気持ちもあります。
経験の為に半島側へ南へ下るか、腕に合わせて安定のエアポートに行くか・・・

よし、決めた。

せっかくだし半島側に行ってみましょう!
半島側でも比較的イージーだと言われるバランガンに行ってみます。
前回行きそびれたしね。

前回行きそびれた時のブログ↓
はじめてのバリ島サーフトリップ⑤ 3日目失態編

バイクを走らせサンセットロードと言うバイパスに合流すると相変わらず物凄い交通量。
信号で停車するれば20~30台ほどのバイクが溜まります。

信号が変わった瞬間に一斉に走り出す数十台のバイクはまるでバイクレースのスタートのようです。

半島側へ入ってくると徐々にのんびりとした雰囲気に変わりはじめ最終的にはのどかな山道のような細い道になっていきます。

約50分ほどでバランガンへ到着。
広めの駐車場らしきところへバイクを停め、まずは偵察。
海の方へ向かって行くと少し高台になっており階段でビーチに降りれるようです。

沖の方ではいかにもサイズがありそうな筋が押し寄せては高速で崩れて行きます。

やべぇ。これ絶対デカいわ。
そして人いないし。

一瞬エアポートへ移動しようかと考えます。

さらにビーチの奥の方を良く見れば多くのサーファーが浮いているのが見えます。

なるほど、乗れる波があるのは逆側なのか。
よし、近くへ行ってみよう。

一旦ボードを取にバイクへ戻りビーチへ降ります。
ビーチの端を目指して白砂の上を歩くと、しっとりとした白砂が歩く度に足首がめり込み歩きにくい。

歩きにくいので途中からビーチサンダルを脱いで裸足になります。
ズボズボと300~400mほどあるビーチを端から端まで歩くとふくらはぎがパンパンです。

しばらくビーチを歩くと潮に浸からないように床が底上げされたワルンがズラッと連なっています。

さらに先にはサンベットとビーチパラソルが並べられ賑やかな雰囲気になってきました。
すかさずサンベットを管理しているおっちゃんがどうぞどうぞと言わんばかりに奨めてきます。

値段を聞けば100,000rp(約770円)。

まじか!?たっけーー!
これまでサンベットはだいたい50,000rp前後だったため、これまでにない値段にびっくりします。

交渉の末、昼くらいまでしか使わないという条件で60,000rpで成立。

改めてじっくり海を見ればアベレージでオーバーヘッドの早いグーフィ―。
時折くるセットは頭半くらいありそうです。


ビーチ端の突き出た半島から規則的にブレイクしはじめビーチ中央あたりで高速でブレイクしています。むしろダンパー。
ピーク付近には大勢の人、人、人。

インサイドでは青いスポンジボードのスクール生がこれまた大勢います。

アウトは遥か遠い。
出れるのか謎です。

準備をしていると一足先に入水しようとしているオージーが何処から入ろうか波うち際をうろうろしています。
よし、あの人に付いて行こう。
オージーがパドルアウトしたのを確認して私も後を追うように入水。

スポンジボードのスクール生たちが浮いている付近を越えた辺りでドルフィン地獄のゴングが鳴ります。

力の衰えないスープが次から次に押し寄せ、
連続ドルフィンを強いられます。

1回、2回・・・11回、12回・・・

遥か先まで広がる白い泡の海。
その更に奥に控えているブレイクポイント。

気が付けばだいぶ横に流されています。
この辺りはダンパーのようなワイドな高速ブレイク。

迂回してもブレイクするラインは避けられない。

何度も心が折れそうになりながらも必死にパドル、そしてドルフィン。

よし!もう少しでブレイクポイントを越えられそう!
次のうねりがブレイクする前に力を振り絞って全力パドル。

・・・が間に合わず目の前で爆発。
見上げる高さまで立ち上がる飛沫。

当然ドルフィンスルーなんて効きません。
激しく巻かれてまた数十メートル戻される。

途中で諦めて戻ろうかと何度思いますが、
セット間隔に救われ奇跡的にアウトへ出ることができました。

こりゃうっかりロングライドしちゃったら戻ってこれないかも。

だいぶ流され完全にピークから外れているため辺りには3人くらいしか人が居ません。
上がった息を治めてのんびりとこの辺りの波に乗ってみましょう。

バランガンは水が綺麗で水面下に熱帯魚の魚影が沢山見えます。

ついでにクラゲも多い。

水クラゲなので刺されはしませんが、日本の水クラゲより大きめサイズ。
そこらじゅうに居るのでちょっと気持ち悪い。

寄せてくるウネリに合わせパドル。
ボードがググッと走り始める。
緩やかだったウネリは形相を変えてはるか遠く続く崖になる。

慌ててボードを止める。
びびって見送った波を目で追いかけるとドゴゴゴゴーと高速で崩れていく。

デカいし早いし・・・こりゃ無理だ。
そりゃこの辺りは人もいないはずだわ。

半島の崖付近のピークではいい感じそうにブレイクしています。
上手そうな人達がごっそりいますが、じわりじわりと近づいてみます。






グリグリやん。
『メロー』の要素はどこじゃい!

アジア人は私だけ。ほとんどがオージーかヨーロピアン。
迫力のある波にバチコンバチコン当てながらかっ飛ばしていきます。

周りの雰囲気と掘れるデカい波に完全にピヨった私は
ショルダーに引っかけて乗ろうと思っても波を捉えることはできません。

奥から乗れば掘れるしショルダーだと乗れないし。
時間だけが虚しく過ぎていきます。

そんな中、Tバックビキニのオージーギャル数名が気になる。

こんな波に揉まれてオッパイこぼれないの?
不思議でしょうがありません。
巻かれている最中に直しているのでしょうか。

Tバック水着でパドルしている姿は裸のお尻が浮いているようにしか見えない。

彼女らは上手くはないが、それでもキャッキャ言いながらデカいセットに突っ込んでいく。

一方私はというと・・・

セットを喰らわないように逃げ回っているだけというポンコツ具合。
あ~情けない。

このままじゃ一本も乗れずに帰る事に。

せめて1本だけでも!

チャンス到来。
意を決してピークに合わせると労せず板は滑り出す。

立つというより中腰のままテイクオフ。
ちゃぶ台返しを喰らわないようにレールを食い込ませるのに必死。
ただただ横へ走り抜けるのみ。

ショルダーは緩るまるどころかどんどん傾斜を高めて壁の長さを広げていく。

あっ、これ抜けられない。
トップへ向かいそのまま波から空へ放り出され、すっぽーん。

何もできてないけどひとまずノルマ達成。

一本乗ってしまえば何かのスイッチ入り積極的になります。
とはいえ、ボコボコにやられて2時間経過。

結局まともに乗れたと言えるのは2本だけ。
まぁこれも経験だ。

バランガンの波にボコられた後はそこらのワルンで海を眺めながらの昼食。

ベチョベチョのナシゴレンで腹を満たしてしまったことにちょっと後悔するのでした。

次は『2018年バリ島サーフトリップ⑨ 8日目最終日

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2件のコメント

更新いつも楽しみにしています!バランガンきれいですよね。種が入っているようなクラゲいませんでした?w 駐車場ですがもうちょっと南にワルンの裏に続く道があります。駐車場のリンク載せておきますね。ここ止めると近くて楽ですよ〜。あとワルンで荷物を預かってくれますのでビーチベット借りなくても大丈夫。サーフィン後にワルンで適当に飲むか食べるかすればOKです。10個所以上40日ぐらい預けてますが盗難もないし大丈夫っぽいです。次回の参考まで

ぼっちサーファー様
コメントありがとうございます♪
やっぱり途中の左へ行く道に行けば近場の駐車場あるんですね!
どうせワルンで昼飯食べるなら最初からワルンに荷物預けろよって感じですよね^^;次バリいったときはワルン使おうと思います。

種が入っているようなクラゲ大量にいました!手に取って遊んでましたが、たまにチンクイみたいにチクチクしてたのは奴らの仕業ですかね。
情報ありがとうございました♪

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