バリトリップ2日目の朝7時。
昨日は移動だけだったので、今日がバリに来て1日目と言った方が正しいのかな。
何はともあれ昨日のフライトでクラッシュしていたボードをどうにかしなきゃ。
こんなこともあろうかとソーラーレジンを持って来ていました。
大したクラッシュではないので、水が浸入しないようにソーラーレジンで埋めちゃえばオッケーでしょう。
8時にレンタルバイク屋さんがホテルへバイクを届けに来てくれる予定です。
その後すぐにでも波乗りに行きたいところですが、問題はそれまでにレジンが固まってくれるか。
ソーラーレジンは日の光が強いと一瞬で固まってくれますが、
日が無いといつまでたっても固まりません。
そして今朝の天気はあいにくの空模様。
厚い雲の隙間から、時折日差しが差しこんでくる程度。
痛めた箇所に雑にレジンを塗り、
僅かに部屋に差し込む日の光をレジンを塗った場所に当てて朝食へ向かいます。
プールサイドの半屋外の席に座ると、ペンポコと心地の良いバリの民族楽器の音が聞こえる。
ん~なんとも気持ちの良い時間。
朝食はメニューから選ぶタイプ。
豪華でもシャレてもないが朝の空腹を満たすには十分。
今回のホテルはレギャンエリアのパドマ通りにあるレギャンビレッジホテル。
1泊2000円前後の安宿。
前回のバリトリップではどちらかというと近代型のホテルだったので、
今回はバリっぽさを感じれそうな宿として、この宿をチョイス。
バリ様式の建築にプールサイドにはレストランとバーが有ってなかなかいい雰囲気です。
部屋は古い感じ。
まぁ値段相応かなと言った感じ。
悪い所を上げれば沢山あるが、安宿なのでそれを言っちゃえば単なる我儘。
スタッフの対応が良くビーチまで徒歩で行けるし、換金できるし、
プール周りの雰囲気がいいしでレギャン付近を起点にしたいサーファーにとってはコストパフォーマンス高いと思う。
私はこのホテル結構好きかも。
ホテルの話はそれくらいにしておいて。
今日の予定を色々考えながら朝食を食べ終え部屋へと戻ります。
さてさて、レジンは固まったかな?
恐る恐るレジンに触れてみると、ねっとりとしたレジンが指にへばりつく。
まだ固まってねーし・・・
指にへばりついたレジンをティッシュで拭くと、
テッシュと指が一体になって取れなくなる罠。
そうこうしているうちにレンタルバイク屋さんのプトゥさんから到着したとのLINE。
今回のレンタルバイクも前回のバリトリップで利用させていただいたBaliRentalBikeさん。
オーナーのプトゥさんはバリニーズなのに日本語堪能。そのはず奥様は日本人。
日本語で予約してホテルで受け取り、ホテルで返却。
日本語完全対応でらくちんらくちん。
バイクには当然ボードラックを付けてくれますし、
今回はスマホホルダーも付けてもらいました。
GoogleMapをナビとして使えば方向音痴な私も何処へだっていける!はず・・・
BaliRentalBIkeさん
完全日本語対応で、きめ細やかなジャパンクオリティー!とても信頼のできるレンタルバイク屋さんです。
バイクをゲットしたところで部屋へ戻ってレジンの具合を確認。
多少は日が出始めたためレジンはカッチカチに固まっている。
よし!サーフィンだ!
水着に着替え、リーシュコードのベルクロをリーシュロープ(ボードとリーシュコードを繋ぐ紐)に結び付けているとある事に気が付きます。
なんとリーシュロープが切れかかっているじゃないですか!
首の皮一枚で繋がっている状態。
これではバリのパワフルな波では一揉されるだけで確実に切れちゃいます。
あーもう!やっと波乗り行けると思ったのに!
旅前にリーシュコードは買い換えたばかりですが、リーシュロープまではチェックしていませんでした。
自己管理力の低さにゲンナリ。
いや、でも今気が付いてよかったと思うようにしよう。
気を取り直して、リーシュロープを探しにホテルを出る。
そう遠くない場所にあったサーフショップで30,000RP(約240円)で売ってもらう。
意外と高いのね・・・
でも店の商品のリーシュコードに付属しているリーシュロープだけを取り出して売ってくれたけど、
取り出されたリーシュコードはリーシュロープ無しで売るのかな?
このアバウトな感じがバリっぽい。
そんなことを考えながら一旦ホテルへ戻り、部屋のキーをホテルに預けてボードとGoProだけを持ってすぐに出て来ます。
今度こそレッツサーヒン!
歩いてすぐのパドマビーチへ肩慣らしの1ラウンドだ!
ビーチへ着くと前回来た時と変わらぬビーチの光景に、
なんだか1年半前にタイムスリップしたような気さえしてきます。
波は・・・まぁ早い波。
ギロチンダンパーとまでは言わないが、乗りしろは短め。
とは言え、バリに到着して初めての海を目にして入られずには居られません。
「わーい!」
と言わんばかりに波うち際に駆け寄りゲットウェット。
あっ、日焼け止め塗るの忘れた。
曇ってるし、まっいっか!
南極ストームのうねりが届くバリはビーチブレイクでも恐ろしくパワフル。
前回来た時には腰くらいのスープでも手こずったが、今回はそうでもない。
こんなもんだっけ?と思いながらアウトへ向かう。
前回来た時はお湯のような水温だったか、思いのほか水温が低く感じる。
雨季と乾季ではこうも違うものなのか。
波はアベレージ腹胸くらいだが、時折サイズ感の異なるセットが来る。
そして早い。
気が付けば空の様子も青空の割合が増え、
気持ちの良い空模様に変わっている。
良いとは言えない波だけど、
青い空と白い砂浜。
もうこれで十分だと思ってしまいます。
周囲には5~6人。
バリニーズのサーファーはクソ上手い。
とても抜けられなさそうな波でもバッサバッサと高速アップスで加速しバシュッと波から飛び上がる。
バリ島にはそんなサーファーがゴロゴロいる。
見ているだけでも刺激を受けます。
病み上がりで体力的な部分が心配だったものの、
やはり普段ウェットスーツに締め付けられながらのサーフィンとは異なりパドルが軽い!
さらに入水前に飲んだVAAMのおかげでしょうか。
何時間だって入ってられそうだ!
ショートライドばかりでしたが2時間半ひとしきり遊んだあと、
心地よい疲労感に包まれながらホテルへ歩いて戻ります。
その後適当なワルンでテイクアウトしたミーゴレンをほおばりながらプールサイドで過ごしているとあっというまに時間は過ぎて行きます。
※ワルン=ローカル風味溢れる質素な売店や食堂
※ミーゴレン=焼きそば的な料理
夕方。
念のために2ラウンド目の波チェックに同じパドマビーチへいくも、惹かれない波。
もはやダンパー。
少しずつ焼けていくバリのサンセットを眺めてると、
またこの島に訪れる事が出来た事になんだか胸が熱くなる。
ホテルに戻ると、ビーチサイドのサンベットが無くなり代わりにキャンドルが灯されたテーブル席になっている。
おもむろに席に座りビンタンを煽ると、
日焼けのせいか酒のせいか
何で体が火照っているのかもはや分らない。
ちなみに私は酒が飲めない。
今回のバリトリップではリーフポイントをメインで波乗りしたい。
さて、明日はチャングーへ行ってみようかな。
次は『2018年バリ島サーフトリップ③ 3日目 オールドマンズ』
コメントを残す