はじめてのバリ島サーフトリップ⑫　5日目波乗りアフター編

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バリ島サーフトリップ5日目の午後

パドマビーチで1ラウンドを終え、持ち帰ったインドネシア料理をホテルのプールサイドで食べのんびり過ごします。
3時を過ぎたあたりでホテルでダラダラ過ごすのにも飽きが来て2ラウンド目に行きたくなってきます。

さて次は何処へ行こうかな。
チャングーがスランガンに行ってみたいところです。

ど ち ら に し よ お か な・・・よしチャングーだ。

辿りつけるか不安ですが、このまま冒険せずに終わるのも勿体無い。
ひとまずバイクでドライブだと思ってチャングー方面に行ってみましょう。

バリ島での運転は今だに慣れません。
バイクだらけで無秩序なバリの道路はぺっぺっぺーっとクラクション鳴りまくりでのんびり運転なんてできません。

私は緊張してガッチガチにハンドルを握っているためかゆっくり走るとフラフラしてしまいます。
フラフラしちゃうもんだからすり抜けとか極力したくない。
そうするとクラクションの嵐です。

そういえば、バリでのクラクションとハザードの使い方はちょっと日本と違うように思えます。
クラクションは怒りの意味合いより「追い抜くから私に気を付けてね！」って意味合いに感じます。

別に怒られてぺっぺっと鳴らされてる訳ではないのでしょうが、それでもバリでのバイクの運転はストレス以外の何物でもないや。

時々バイクを停めてはGoogleMapで現在地を確認しながら走りますが、
しばらく地図を見ずに方向感覚をたよりに走るとさすがは方向音痴。
全然異なる方向へ向かってしまい道を正すのがめんどくさくなります。

こりゃ辿りつくころには日が暮れるぞ。
チャングーに行くのは諦めGoogleMapにマーキングした付近のサーフポイントを目指しましょう。

そして辿りついたついたのはスミニャックエリアのおそらくオベロイというポイントなはず。
ビーチに出るとクタ周辺とは全く異なり落ち着いた雰囲気です。

残念ながらとても波乗りできるような波ではありません。

オベロイは外国人に人気で日本人はほとんどいないライト・レフト両方楽しめるポイント。
らしいのですが・・・ここはほんとにサーフポイントか？と首を傾げながらバイクを停めた場所へ戻ります。

間違ってなければもう少し北にプティトゥンゲッツというポイントがあるはずです。
ウロウロと迷子になっているとサーフ系のアパレルショップなどが立ち並ぶ賑やかな通りに迷い込みます。
ついでなので気になる店に数件立ち寄ってショッピング。

迷ったり寄り道をしてようやくプティトゥンゲッツだと思われるビーチに辿りつきます。

少しダーク系の砂のビーチでビーチパラソやビーチベットなどは全くなく物静かな雰囲気。
大潮の干潮のためか波はインサイドでドパッと。
サーファーの姿は当然無くここもとうてい波乗りできる波ではありません。

場所合ってんのか？

また首を傾げながらGoogleMapと睨めっこ。

そのうち日も沈みはじめ良い感じのサンセット。
もうサーフィンは諦めてサンセットを眺めて黄昏ましょう

結局2ラウンド目はできませんでしたが迷子になりながらのバイク散策はそれはそれで楽しい思い出です。
もっと初日から積極的に探検すればよかったなと後悔します。

沈みゆく美しいバリの夕日は楽しいバリ旅行の終わりを告げているようでなんだか寂しげ。
最初に見たサンセットとはまったく違う気分です。

あたりも真っ暗になりホテルへと戻る帰り道、何やら小さなワルンが集まっている賑やかな所を通りがかります。
店の前では魚やエビや貝などの海産物を網で焼いており、スパイシーで美味しそうな匂いが漂っています。

ガイドブックで見たバリの海鮮バーベキュー、イカンバカールってやつだ。これ食べたかったんだよな！

匂いに誘われてバイクを降り、焼き台の前で物欲しそうに眺めていると焼き台の兄ちゃんは白い発泡スチロールの蓋を開けて氷に漬けられた新鮮そうな海産物を見せてきます。
私はエビと貝を指さすと兄ちゃんはそれらを焼き台の網に乗せ席に案内してくれました。

しばらくしてテーブルに持ち込まれたエビと貝は癖になりそうなピリ辛ソースで味付けされプリップリ。激うま。

お腹も満たされ酔っぱらいながらもなんとかホテルに帰りついたとこでラストナイトを満喫しようともう一本ビンタンで独り乾杯。
酒の弱い私は早々とラストナイトを終わらせてしまったのでした。

次の話『はじめてのバリ島サーフトリップ⑬』