今日はオフショア予報で期待できそうな朝になりそうです。
前日わくわくしながら早めに就寝し、目覚ましが鳴るより早く目が覚めてしまいます。
いつものように熱湯を注いだポリタンクを抱えて車に放り込み木崎浜へレッツゴー!
早朝6時ちょっと過ぎ木崎浜へ到着。早く来すぎてしまいます。
今日の天気予報では雨マークでしたが、かろうじて降っていません。
あたりは真っ暗闇、うっすらと白波が見える程度です。
かろうじて見える白波は右へ左へと動いています。
ダンパーではないのは間違いないですが、この暗さではコンディションはいまいちよくわかりません。
車内の気温は13℃
最近早朝でもあまり寒くありません。冬に波乗りをする者にとってはうれしい限りですが12月の中旬でこの気温。地球は大丈夫なんでしょうか。
徐々に海の状態がはっきりしてきます。
早めの波で出るのが多少しんどいかもしれません。サイズは胸くらいでしょうか。
一台一台と車が集まってきて皆準備を始めています。
まだまだ暗いですが私もぼちぼち準備を始めましょう。
今日も暖かいのでYESEARは必要ないでしょう。
ちなみに耳栓はサーファーズイヤー防止や冷たい海でのキンキンする耳の痛み防止以外にも体温維持に役立つようです。
たしかにこれまで数回YESEARを使用していましたが、使用するしないでは明らかな体感温度の違いを感じました。
耳に水を入れないというだけで大きく違うんですね。
準備が整いだいぶはっきり見えるようになった海が改めて視界に入ります。
あれれ!?
なんだかさっきより波がまとまりずいぶん落ち着いてきているではありませんか。
ワイドで早かった波も切れた波に変わり綺麗な崩れ方をしはじめています。刻々と良くなる波を目にしテンションがあがります。
天気:曇り
サイズ:胸 セット肩
風:無風
潮回り:満ち込み七分
面:つるつる
まだ薄暗い海に向かってパドルアウト。
なんだか今日は普段の同じような厚さのスープと比べるとパワーがあります。
普段より深いドルフィンを強いられますが、それでも引き戻されてしまいす。
ようやくアウトに出られたと安心しきってラインナップへ向かうとさらにアウトから一段と大きなうねりが近づいてきます。
うねりはブレイクしそうでブレイクしません、ドルフィンせずにそのままやり過ごせると甘く見て今にも崩れそうな波に向かって全力でパドル。
うねりを乗り越え、ふぅ間に合った と安心したその瞬間。
ズルズルズル~っと波に引きずりこまれ、まるでジェットコースターのようなゾワッとする感じを伴いながら波のカールと一体になりボトムに叩きつけられます。
そのまま海中でぐるぐると回転。
海面と海底の方向がわからなくなり一瞬パニックになりかける。
慌てないよう身体を丸めて波が私を弄び終わるまで身をゆだね浮上。
久しぶりの激しい人間洗濯機です。
思いのほかゲティングアウトに苦戦しつつもようやくアウトへ到着します。
上がった息を落ち着かせながら回復を待っていると、ツルツルの海面に時折形の良いうねりがニョキニョキとショルダーを生やしながら端に向かって規則的にブレイクしていきます。
飛びつきたいところですが、しっかり疲労を回復させないと波を捉ええきれないのでしばらく見送りましょう。
気が付けばさっきまで私一人だったエリアもあっというまに集団になっています。
一本目レギュラー。
うねりの中腹で水の色を濃くしながらセットがやってきます。
色の濃い部分はどんどん幅を広げて崩れそうで崩れません。
波の端を追いかけるように横へパドル。
ボードは容易に滑り出しテイクオフ。
すぐにボードを右に向け波の中腹あたりを滑っているとゲティング中の人が視界に入る。
どうかわすか一瞬迷うも進路をショルダー側に定め、波のトップへ向かう。
ゲティング中の人を通り越し、波のトップでゆるいながらもボードは岸側へ向き直る。
ボトムへ降りるととニョキニョキとフェイスが盛り上がりショルダーを形成していく。
ボードはグイグイと波に押され、少しの動きでボードは波を上下しグイングインと加速していく
久しぶりの疾走感
進行方向のショルダーが壁になり、ヒラヒラとしたてっぺんが崩れそうになる。
思いっきり左肩を壁に向けリップに突撃
力強い波の反動でボードは弾き返されるように岸側へ向きを返えるも、爆発するようなスープの中に放り込まれバランスを保てずワイプアウト。
これこれ!この疾走感!
グイグイと加速していくアップスンは久しくできていなかったのでもうこれで十分というくらい一本目から満足してしまいます。
久しぶりのスリリングなライディングに興奮しながら元いた場所へ戻ります。
今日の成果は4本、本数は少ないですがそのどれもが満足の行くライディングでした。
その中の一本で印象深いライディングがあります。
それはグーフィーの波でした。
端を狙いすぎてスムーズにボードは走り出さず、なんとかテイクオフに漕ぎつけます。
すぐに横を向けるとあっという間に波は壁を作り切りたつ。
ボトムからリップでボードを返す一連の動作イメージが浮かぶ。
後ろ足過重を意識しながら上半身を開いて壁に身体を向けるとボードはブレイクしてきたリップにヒットしパシャッ!と音を立てながら岸側へと向きを変え着水。泡波に包まれる。
そのままスープを抜けることができ、急な斜面が現れる。
同じように上半身を波側へ開くと波のトップへ向かい今度はシャッ!という音とともにつるんと気持ちの良い感触でボトムに向き直る。
再度同じようなターンを繰り返し泡波に包まれそのまま波の裏側へダイブ。
「ふぅーーーーーーーっ!」
思わず声を出してしまいます。
「なにいまの!きもちえー!」
リッピングだかオフザトップだか単なるトップターンだかわかりませんが、とにかくスムーズなトップアクションが3回連続でできてしまったではありませんか。
しかもバックサイドではアップスンできないのに。
たった4本ですが十分すぎるほどの満足感を感じ、今日得た様々な感触を何度も思い出しながら今現在ニヤニヤしながらブログを打ち込んでいるのでした。
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