最近は6時半過ぎないと明るくなり始めないので、7時までの朝練は実質無理になりました。
ですが、出勤前のシャワーさえ我慢すればギリギリ仕事に間に合います。
まだしばらくは波乗りはできそうです。
前回の波乗りは6日前。その間まるで湖のような波の無い状態が続き、ようやくサイズが上がってきたと思ったら微妙なコンディション。
そんなこんなで波乗りをしない日が続くと、さすがに塩水に浸かりたくなります。
たったの1週間ほどであっという間に体重は増え
身体をなまらせないためにも、せっかく落とした体重のためにも今日は多少波が悪くても朝練を行いましょう。
ということで、早朝6時半、木崎浜加江田ポイントに到着です。
場所:木崎浜 加江田ポイント
天気:曇り
サイズ:胸 セット肩
風:微弱オフ
潮回り:満潮
面:良くもなく悪くもなく
![DSC_0004](http://oyajisurf.com/wp-content/uploads/2015/12/DSC_0004-1024x686.jpg)
すでに波は見えるくらいには明るくなっています。
波の状態は?
サイズは上がってきており胸くらいでしょうか。波数多くまとまりの無いジャンクめなコンディションです。
海はずいぶん先まで真っ白、ゲッティングアウトもハードそうです。
![DSC_0008](http://oyajisurf.com/wp-content/uploads/2015/12/DSC_0008-1024x686.jpg)
![DSC_0013](http://oyajisurf.com/wp-content/uploads/2015/12/DSC_0013-1024x686.jpg)
そんなコンディションでもこの時間帯にしては珍しく今日はやたら車が多く停まっています。
私と同じく、波乗りできない日が続いたため欲求不満を解消させさたいサーファーが集まってきたのでしょう。
スタンバイしていたサーファー達が一人また一人と海へ飛び込むようにビーチを走っています。
私も着替えを済ませ波うち際へ走っていきます。
砂が氷のように冷たくのんびり歩いてられません。
ストレッチを済ませ、小声で「宜しくおねがいしゃーす」と海に言いながらじゃぶじゃぶと入水。
歩けるところまで歩きますが、満潮なためすぐにパドルでのゲティングを強いられます。
体力を温存するためできる限りプッシングスルーでやり過ごしますが、そんなささいな努力もつかぬまです。
意を決してドルフィンスルー。
波数が多く次のドルフィンを行うまでの間隔が狭い。サイズの割にハードです。
5回、10回とドルフィンを続ける。
心臓が爆発しそうなくらいにまで心拍数が上昇する。
まだまだクローズセクションの中間くらい。先は長いです。
さらにドルフィンを重ね体力が消耗するにつれてボードを深く沈められなくなり、タイミングも遅れてきます。
まったくアウトは近づいてくれません。
それどころか、サイズのある方へと横へ流されています。
ついには体力もつきボードを沈められなくなり、押し寄せてくる白波になすがままに弄ばれます。
気が付けばアウトに近づくどころか岸へと戻されてしまっています。
心の声「くっそ!たかだが胸くらいのサイズで!」
次の白波が押し寄せてくるまでの狭い間隔を少しでも先に進もうと呼吸を荒げながら腕を交互に掻きます。
右腕を海面へ入れ、左腕、そしてまた右腕。
息が上がり消耗しきった体では全然ボードが進みません。
白波が来るたびにボードを引き剥がされ、ボードに乗るのを諦めます。
ボードを流さないようにリーシュロックを掴み海面に浮かびながらしばらく体力回復を試みます。
しかし、白波に弄ばれては回復どころではありません。
再びボードに腹ばいになりゲティング再開。
何回ドルフィンをしたか、もはやわかりません。20回?いやそれ以上?
どれくらいの時間を波に揉まれながら亀のようにジタバタしていたことでしょう。
このまま根性論で沖へ向かってもこの場所からでは到底出られそうにありません。
きっと岸にいる人は私のことを笑っているだろうな。
そんな事を考えながらプライドと仕切り直しを天秤に掛けます。
諦めて岸に戻ることはとても屈辱です。
誰だったか偉人の名言を思い出します。
撤退するのではない、後ろに進軍するのだ
そうだ、仕切り直しは戦略的撤退なんだ。
そう自分に言い訳をしボードを岸に向け、白波に乗って浅瀬までいきます。
そのまま浅瀬を歩きながら少しサイズがさがっている右側へ移動して再度ゲティングアウト。
すると今度はあっさりと最終ブレイクラインを超えることができたではありませんか。
先ほどの嵐のような白い世界から一変し、なめらかなにうねった海面が広がっています。
クローズセクションからは全く見えませんでしたが、アウトにはすでに多くの人が波待ちをしていることに驚きます。
付近にはよく見かける女性サーファーといつもの松崎さん(※仮名)がいます。
軽く挨拶を交わしボードにまたがり小休憩。
下手に目の前にくる波に飛びついてしまうと戻れなくなってしまう可能性が高いです。
しっかり波を選んで乗る必要がありそうです。
今日は乗れて1、2本だと念を入れ焦らず波を選びます。
時間をかけて波に乗るもワンターンでプルアウト、そんなライディングが2本。
やはりなかなか私の腕前ではボコボコとあちこちからブレイクする波を満足に滑ることはできません。
とある一本。
うねりの中腹に濃い影を伴いながら、うねりが正面付近にちかづいてきます。
あわてて岸へ向けてパドル
あっというまに押し上げられボードが滑り出す
グーフィー?レギュラー?一瞬迷うもグーフィー方向へテイクオフ
斜面の先にはすでに進行方向からブレイクしたスープが
斜面を下りながらレギュラー方向へ方向転換
当然レギュラー方向もブレイクしている
行き場を失い岸へ向けて滑走
もうアウトへ戻るのは時間的にも体力的に無理でしょう。
そのままスープに囲まれながらも、すごい勢いでクローズセクションへ運ばれる
行けるところまでスープライド。
ただ滑り下りただけのライディングでしたが、これが今日一番距離のあるライディングでした。
大したライディングはできませんでしたが久しぶりの筋トレです。
今日は体を動かしたぞ、そんな妙な満足感を感じながら加江田を後にするのでした。
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