何かを掴んだ!

Oyajisurf

Oyajisurf.comの管理人。
毎朝仕事前に足繁く海へ通うが子供が生まれてからは週末サーファーに。競い合うのは苦手で、良い波より人の少ない波を選びゆるゆると楽しんでいる。本業はIT関連の個人事業主。
ホームポイントは宮崎県の木崎浜。

いよいよ梅雨入り?週間天気予報は一週間雨マークです。
日曜日の今日はファミリーでバーベキューを行う予定だったんだけどな。

でも波の方は低気圧の影響で昨晩からサイズアップ。
風はオフ寄りになるのでもしかしたらクリーンでサイズのある波に出会えるかも!?

と期待したもの早朝5時、木崎浜はジャンク気味です。。。
確かにサイズは上がっており出来なくはなさそうですが、波数多くまとまりが無い。

加江田の方へいくと、いつも加江田にいらっしゃるロングボードの方々がスタンバイしています。
そしておもいっきり河口の方では、微妙なコンディションの中でも乗れそうな波が割れています。

DSC_0001
場所: 木崎浜 加江田川河口
天気:
サイズ: 胸肩
風: サイドオフ
面: ザワザワ
潮周り: 満ち潮八分

平日なら帰って寝るコンディションですが、今日は時間気にせず楽しめる日曜日です。
やるしかないでしょ。よし、今日も河口だ!

シーガルに着替え河口へ向かって歩いていきます。
岸から見ると胸くらいに見えるけど、遠いのできっともっとサイズあるんだろうな。
波打ち際までいくとなかなかハードそうなのがよくわかります。しかもアウトが遠い。

入念にストレッチを行い、出やすそうなところを探し海へ突入。
パドルを始めると直ぐに分厚いスープが押し寄せドルフィンスルーを強いられます。
ドルフィンスルーを1度、2度、3456・・・78・・・

波数が多くドルフィンスルーをしても次のスープまでの間隔が短く一向に前に進みません。
ドルフィンスルーをするごとに体力はどんどん削られていきます。

ぐはっ!キツイ!

しばらくドルフィンを繰り返えしていると静かになるタイミングが現れます。
この機を逃してはなるものかと、消耗した身体に鞭を打ち全力でパドリング。

なんとかアウトに漕ぎつけ一息つきます。

こりゃインサイドまで乗り継いだら戻るの大変だ。

ゲティングアウトで上がった息を落ち付かせセットにトライ。
そこそこパワーのある波で比較的容易にボードは走り出す。
立ち上がると右方向には緩く広いフェイスが広がっている。
低い体勢のまままっすぐボトムに向かってダウンザライン。

波が厚いので恐怖感はないが肩くらいあるのではないだろうか。

DSC_0020

ボトムに降りきる前にボトムターンを行うと直ぐに切れ目に到達。
ボトムターンから一連の動作で後ろ脚を踏み込み前足を突っ張ると気持ちの良い感触でボードが旋回。
波のパワーゾーンへ戻ってくれる。

おぉ!?なにかが出来た!

そのままゆったりとしたアップスンを数漕ぎするとうねりは傾斜を強めクローズ。

まとまりの無いコンディションですが、見た目以上に乗れる波です。

いつもの腰腹程度の小波だとトップアクションで慌ててしまい失速してしまいますが、今日はフェイスが広く力も有るせいか上手くいくようです。

最初の一本で何かを掴みます。
トップターンの時の後ろ足の入れ方?体重移動?
何かはわかりませんが、身体の感触を忘れないように次の波で再度繰り返してみます。

それから数本目の波。
トップターンのシチュエーションで同じようにターンを行うと、今度はシュビビー!と音を立てながら弧を描いて旋回してくれているような感触。

うはっ!気持ちいい!

私の頭の中ではビックなカービングターンです。
実際はチョロッとターンして戻ったくらいのもんでしょう。

それでもいつもとは何かが違うターンの感触に乗り終えたあと酔いしれてしまいます。

やばい、今日こんなんだけど楽しい!

調子にのってプルアウトせずにきっちり乗ると戻るのが大変です。
それでも、今日得た感触?身体の使い方を再度確かめるために行けるところまで行きます。

それから3時間半なかなかハードなコンディションの中、これでもかというくらいみっちりとトップターン?チョットバック?の練習を楽しむことができました。

満腹満腹!

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