今日は休日の日曜日。普段朝が早いため今日は8時にゆっくり起床です。
昨日は微妙なコンディションでしたし、気象予報を見る限りでは今日もあまり期待できそうにありません。
朝のテレビをのんびり見ながら過ごしていると、曇っていた空が晴れ渡ってきて暖かくぽかぽかといい天気。
普段早朝での波乗りがメインなので青空の下での波乗りにはあまり恵まれていません。
徐々に海へ行きたい衝動がむずむずと湧き出てきます。
嫁ちゃんが目を覚まし、今日の日程をプレゼンします。
私「今日は天気いいし南の方へドライブしようか。波良くないからたぶん波乗りしないけど念のためボードを積んで・・・」
あたかもドライブがメインというような言いぐさで妻という専属カメラマンを誘います。
嫁ちゃんは過去数回波乗りについてきてくれましたがさすがに飽きてきたようで、最近はずっと断られています。
しかし、今日は外の陽気に誘われてか幸運なことに承諾してくれました。
嫁ちゃんの機嫌を損ねないように部屋の掃除と洗濯を手伝い、波乗りの準備をするために事務所へ一人向かいます。
現在使用しているBILTスピットファイヤースティンガーを購入したことはまだ嫁ちゃんにはナイショにしています。
見つかったらどうやることやら。。。考えたくもありません。
そんな理由で今日使用するのはディックブルーワーの7fです。このボードを使うのはどれくらいぶりでしょう。
久々にハードケースから出してみると、なんとレール部分に結構な深さのヒビがはいっています。
「あちゃー、やちゃってるじゃん!でもぶつけた覚えはないけどなぁ・・・」
海でクラッシュした覚えはないですし、陸でどこかにぶつけた覚えもありません。
波に巻かれただけでこうはならないはずですが。
浸水しないか心配ですが、スピットファイヤーを持ち出すわけにもいきません。
そのまま見なかったことにしてハードケースごとルーフキャリアに乗せ、キャリアに固定するためにストラップを巻きつけます。
ストラップの留め具を締め付けるときにハッと気が付きます。
「このストラップの位置はもしや・・・」
ストラップを巻き付ける位置とボードのヒビの部分が同じ位置にあります。
これまでルーフキャリアを使用して波乗りに行くとき、これでもかと言わんばかりに思いっきりギュウギュウにストラップを締め付けて固定していました。
おそらく強く締め付けすぎたためにボードにヒビが入ったのでしょうか。
準備が整い嫁ちゃんを迎えに一旦自宅へ戻ります。
王女様を車に乗せ出発進行!
午前11時前後、木崎浜 加江田ポイントへ到着
暖かく天気の良い日曜日のためか、普段見る早朝の木崎浜とは一変したにぎやかな雰囲気です。
沿道にはずらっと車が停車しており、ビーチにはサーファー以外の人もいます。
まるで夏のような雰囲気に一気にバケーション度が上がります。
肝心の波は・・・
「わぉわぉ!わるくないじゃないか!」
予想外に纏まっており、メローな感じの切れた波が時折はいってきています。
のんびりとした休日には最適な腹胸サイズ。
天気:晴れ
サイズ:腹 セット胸
潮回り:引き潮二分
面:良い
風:無風~オンショア
現在満潮からの引き始めたくらいの潮回りです。
もう少し潮が引けば良くなりそうな気がするので、ゆっくりとコンビニで調達した朝食を車内で取ります。
朝食を食べ終わったところでだらだらと準備を始めます。
3mのセミドライを着込むと汗ばみます。
今日はシーガルでもいいくらいかもしれません。
準備を整え嫁ちゃんにビデオを渡し1時間で戻ってくると約束しビーチへ向かいます。
入念にストレッチを行い、パドルアウト。
今日はサイズもそんなにないから楽勝だ。
そうタカをくくっていたのですが、クローズセクションの中間くらいで苦戦してしまいます。
そう、今日は普段使わない7fのミドルレングス。
長い事使っていなかったため慣れていません。
どうもパドリングが安定せず、前に進んでいる気がしません。
ドルフィンを行うも、なかなか沈まない・・・
ショートボードと同じ感覚でノーズ付近を掴むと海中でツルっと両手の間をボードがすり抜けてしまうこと数回。
ようやくアウトへ漕ぎつけふぅと一息ついて岸を振り返ると
あれれれ!?
嫁ちゃんがビデオに収めやすいように車の正面に出たつもりですが、200mほど横に流されてしまっています。
おそらくこの距離では嫁ちゃんは私を探しきれないでしょう。
ムービーに収めてもらうのは絶望的です。
200mパドルで移動するのはさすがに面倒なので仕方なくこの付近でやりましょう。
数本トライして波を捉えます。
乗ってしまえばそれなりの距離を走れる波ですが、いつもにましてふわふわとした浮遊感漂うライディング。
パンピングでなんとか乗りつないでいきます。
波が掘れていないせいかボードが大きいからか、アップスンしたくてもパンピングにしかなりません。
今日はあまり間をおかずに波を捉えることができています。
1~2本乗ったところで、車の正面あたりまでグーフィーの波を拾いながら戻るとします。
岸に見える自分の車を見ると遥か彼方に見え漕いで行くのがうんざりします。
パドルのトレーニングだ!
車のある方面へパドルしながら、時折くる乗れそうなうねりを拾いながらグーフィーを数本乗ります。
パンパンとパンピングしながらふわふわとしたメローなライディングを楽しみます。
グーフィーばかり掴まえていたため、たいしてキツイ思いをせずに車の正面へとたどり着いてしまいました。
よし、あとはよいライディングをキメて嫁ちゃんに撮ってもらうことを願いましょう!
私がアップスンだと思っているものは果たしてどのくらい動いているものか、どんな格好で乗っているのか。
なかなかビデオを撮ってもらう機会は無いので今日こそはアップスンをビデオに!
時計を見れば約束の1時間まではあとわずか。
くっ!やっぱり今日もだめかー
そう諦めかけて最後と決めた一本でまさかのアップスンが2、3漕ぎ入ります。なかなかのロングライディング。
「どうだ撮ったか!」と言わんばかりのドヤ顔で車の方を見ますが、当然車内の様子はうかがえません。
そのまま、スープを拾い岸まで腹這いで帰還します。
今日の成果は7、8本。
1時間の割には結構乗ることができました。あとはしっかりムービーに収めてくれているのを祈るばかりです。
車へ戻ると嫁ちゃんは車内でシートを倒して寝ています。
あちゃー!こりゃ最後のベストライディングは撮れてないな・・・
ハッチバックを開いた音で嫁ちゃんが目を覚まします。
私「待たせてごめんねー。撮れた?」
嫁ちゃん「結構撮れたよー!」
着替えを済ませ、どれどれと言わんばかりに撮れ高を確認します。
残念ながら最後のベストラディンぐはありませんでしたが、前半から車の方面へ戻る最中の4本ほどのライディングが撮れていました。
ふむふむ、ふむふむ・・・・ふむふむ・・・・泣
なんか・・・全然上手くなってなーーい!
あいかわらずヘロヘロのヘコヘコ。
スピード無いし、ガニ股だし。
最初にムービーを撮ってもらったライディングと比べてもなんら変わりのない乗り方にガッカリしてしまいます。
自宅でじっくり見て気が付いたのですが、スピードが遅い理由は相変わらず後ろ足過重なためストールしているのかもしれません。
以前は前過重で乗ることを意識していましたが、ちょろっと意識しただけでそれから全然意識していませんでした。
撮ってもらったビデオの一部を勇気を出して公開します。
今後の課題が明確になりました。
明日からはしっかり前足過重で乗ることを意識していきましょう。
ビデオを撮ってくれた労をねぎらい、王女様に残りの休日を充実して過ごしてもらうべく海岸沿いをさらに南へと車を走らせるのでした。
帰りの車内で
嫁ちゃん「今日はたくさん遊んだね。楽しかったね。」
しめしめ、来週もビデオ撮ってくれのかな。
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