もしやフローター！？

昨日は強いオンショアのため青島もまとまりのないジャンクなコンディションでした。
ネットの波情報からも今日はあまり期待はできそうにないので朝練はお休みしました。

午後、今日も気持ちのよい晴天。
嫁ちゃんの愛妻弁当を食べながらiinami.comのライブ映像をみると・・・
おやおや！？波がまとまっているじゃないか！？

どうやら昨日とは状況が一変している様子。
やってしまった。。。朝練行くべきだったようだ。

窓から見える真っ青な空が視界に入るたびに、海へ行きたい気持ちがウズウズと騒ぎ出します。

「今日最後のお客さんは16時半、行っちゃう？」
「でもお仕事の納期も近いし・・・」

そんなこんな悩みながらも16時半には、仕事そっちのけでボードをせっせと車に積み込む私。

17時青島到着。
ちょっとワイドながらなかなか良いブレイクのセットが目に飛び込んでくる。

サイズは腰腹、セット胸、ド満潮でタルそうだが全然乗れそうです。
いやむしろヘボい私には絶好の波！！

波がまとまっているのでゲッティングアウトも楽です。
ドルフィンスルー2度程でラインナップに着きセットを待ちます。

西側の空は夕焼けで赤く染まり、つるっつるでなめらかな海面は夕日を受けて赤みをおびています。
こんなにグラッシーな面は波乗りを再開して初めてです。

心の中の声「あぁ、気持ちがいい。。。今日も素敵な時間をありがとう」

本日の課題は

胸を反ってパドルすることで体の重心が後ろにズレます。その結果ノーズが浮き、波のパワーを効率よく受けられないとのことです。
波のうねりが正面に来てから岸に向けてパドルすることで、うねりを目視しにくくなります。その際に強引に後ろを見ると不自然な体制になりバランスが崩れ効率的なパドルができません。
またうねりの状態が目視しにくいため、波に対するポジショニングが上手く行かず中途半端な位置からのテイクオフになりがちとのことです。

今日のベストライディングは入水早々のレギュラーでした。

うねりを発見してからの初動を早くし、ピークを追いかけるように横方向にパドル開始。
胸を張らないよう意識しつつ全力でパドル。
メローでイージーな波なので冷静にテイクオフできそうです。
ボードが波に押されるのを感じ十分にボードが走りだしたところで腕立て体制に。
テイクオフ直後は厚く傾斜の緩いフェイスをパンピングでシゴく。
クローズセクションに近づくにつれ波のフェイスは除々に切り立ったリップを形勢。
パンピングが自然とアップスンダウンに変わる。
バッサバッサと音を立てながら3度程アップスンを繰り返したところで右手側には今にも崩れそうに掘れたリップが腰くらいの高さの壁を作っている。
岸側にはゲティング中の方が私の可憐なアップスンを見ているのが視界に入ります。（いや、実際は可憐ではなく加齢なぎこちないアップスン。。。）

アップスの動きで体が伸び上がったところでボードがブレイクしている最中のカールに乗り上げ、一瞬そのままスープの上を走る感じがした。
その後、スープに埋もれながら岸へと押し流す力になされるがままに板と体が岸の方を向く。
スープの力が弱ったところでバランスを崩してドボン。

「おぉ！？今のはもしやフローター！？」

実際はフローターと言えるほど波の上は走ってないことでしょう。
ただスープの上に乗り上げただけなのかもですが。
それでもいつもとは違う感覚に何かしらの手応えを感じる私でした。

久しぶりのアップスンダウンを決めれたロングライドとフローターもどきでニンマリしながら顔面に髪の毛を張り付けながらゆっくりと海面から顔をだす。
その姿はきっとキモいおっさんそのものだったに違いありません。

その後あっという間に日が暮れていき、1，2漕ぎアップスンが決まるライディングを数本。
真っ暗闇で貸し切り状態の海を名残惜しく後にしました。