前回『嵐の後①』の続き
朝の2時間の波乗りを楽しみ何事もなかったかのようにホテルへ戻る。
部屋に入るとベットの上で嫁ちゃんが身支度をしている。
さらにオーシャンフロントな窓からは青島ポイントの海が視界に飛び込んできます。
嵐のような昨晩から一変して空には晴れ間が広がり、まばゆい程の青さで木崎浜とは全く異なる雰囲気の海。
腹胸ほどのメローな波が割れ、沢山のサーファーが入っているのが見えます。
おぉー!こっちでも全然出来そうじゃん!
時間があればホテルの目の前のポイントでもう一ラウンドと行きたいところですが時間的に厳しそうです。
嫁ちゃんの身支度が終わるまで窓際に置かれた椅子に座りながら上から目線で下界のサーファーに心の中で「ゴーゴーゴー!」と声を掛けて過ごします。
嫁ちゃんの身支度が終わりホテルの朝食へ。
ビュッフェで朝からこれでもかと言わんばかりに胃に詰め込む。
その後、外へ出てビーチを散歩します。
燦々と太陽の光が降り注ぎサーファーで賑わう青島のビーチの遊歩道にはパーム椰子が植えられリゾート感満載です。
海を見ればロングボードに最適そうなメローな波。
ショートボードではちょっとタルそうで捉えきれないかも。
ビーチには海へ入る準備をしているこんがりと焼けたビキニにタッパーの若い女性ロングボーダーがチラホラ。
鼻の下が伸びているのを嫁ちゃんに悟られないようにしなくちゃ!
歩き慣れたビーチ沿いの遊歩道を散歩し終えチェックアウトの前にひとっ風呂浴びましょう。
ホテルの大浴場は日向灘を望む解放感あふれる展望温泉。(写真お借りします)
ホリデイインリゾートでは今日のように運よく波の有る日であればサーフィンを眺めながら温泉に浸かることが出来ます。
窓際は湯船の淵がなくインフィニティープールならぬインフィニティー温泉!
肩まで湯船に浸かると海と波とサーファーが湯船の先に見えて何とも贅沢なサーフィン観戦。
波乗りを楽しんだ後にホテルで朝食を取り、サーファーを見ながら温泉に浸かる。
久しぶりに感じる優雅な時間。
このホテル、ビーチに面しているのでボードを抱えてそのまま海へ行けます。
波のあるタイミングを見計らって宿泊できればサーファーならきっと最高の時間を過ごせるはずです!
宮崎に来られる機会があれば是非♪
ANA ホリデイ・インリゾート 宮崎さん
宮崎県の観光名所である青島エリアに立地するリゾートホテル。
目の前がサーフポイントという抜群のロケーションなので波がある日を狙って宿泊すれば最高のビーチリゾートが楽しめるかも!?
チェックアウトをしていつもの週末のように嫁ちゃんとドライブ。
3時を過ぎたころ、何気に木崎浜のライブカメラを見てみると・・・
波めっちゃいいじゃん!
オフショアがガンガン吹き付けているせいで面が整いコンディションが良くなっていたようです。
嫁ちゃんにお願いをして2ラウンド目のサーフィンに行かせてもらう事に。
急いで嫁ちゃんを家に送り届け、本日2回目の木崎浜へ。
今朝とは全く異なりあちこちでいい波が割れているではありませんか!
階段前あたりでは少し早めのパワフルそうないい波!
サイズも肩くらいありそうです。
でもさすがに人が多い。
加江田側のトイレ前付近ワンサイズ下がりますがメローそうな波が余っています。
車の温度計は30℃。海パンとタッパーで問題ないでしょう。
あまりの波の良さに早く入りたい一心で慌ててしまい、ラバー生地のタッパーに3カ所ほど爪を立てて破いてしまいます。
どうせ安物だし別にいいや!それよりなみーー!
目の前に割れる極上ブレイクを前にタッパーを破いてしまったことなんてどうでもよくなります。
入水前の写真撮影も時間がもったいない!
駆け足でビーチに降り立ちそのまま誰もいないエリアに向かってパドルアウト。
場所: 木崎浜 加江田側のトイレ前
天気: 晴れ
サイズ: 胸
風: 強いオフ
面: 良好
アウトに到着しすぐにうねりに合わせます。
しっかりとパワーがあり、視界の開けたオープンフェイスで余裕が持てるテイクオフ。
ボトムターンからトップアクションを仕掛けると久しぶりに気持ちの良くスムーズにトップターンが決まります。
そしてもう一度ダメ押しのトップターン。
2アクションのライディングを終えニンマリ。
最近はどうも調子が悪くワンアクションのみのライディングばかりでしたが
そんなスランプ?を払拭してくれるような波。
私だってやればできるじゃん!そんな気にさせてくれます。
半径50m以内に他のサーファーは2名。
ほぼ乗り放題。
そして波はしっかりパワーがありつつもメロー。
最高かよ。
いつもなら課題意識はするものの波を取ることに一生懸命になってしまいテイクオフしたころには課題意識は吹っ飛んでしまっています。
しかし今日は乗り放題でテイクオフでもゆとりが持てます。
色々と思考を巡らせながら乗ることが出来ます。
テイクオフ直後はギリギリまでボードから手を離さないように低い重心を意識して・・・
トップターンの際はテールを軸に遠心力を意識して・・・
バックサイドのボトムターンでは左手の甲を海面に付け、右手は後ろを指さすつもりで上半身をリード・・・
色々と試行錯誤しながらの波乗りはまさに練習しているという感じがします。
これでもかと言わんばかりに乗りたくること1時間。
徐々に風向きが変わりはじめ、その後1時間はあれだけ乗り放題だった波がぱったり無くなり乗れなくなってしまいます。
それでもこれ以上ないくらい贅沢な波乗りが出来た事に満足感と充実感と感謝の気持ちで一杯です。
朝からスリリングな波に乗り、ホテルで贅沢な時間を過ごし、最後にノーバディーサーフでいい波乗り放題!
なんて日だ!
ただ一つ悔やまれるのは2ラウンド目の良い時間帯の写真が撮れなかった事。
写真お見せできなくてごめんなさいです。
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