まだサーフィン経験の浅い方がちゃんとしたサーフボードを買いたいと思った時、どんなブランドのサーフボードが良いのかわかりませんよね。
この記事ではそんな方に向けて国内ブランドと国外ブランドの違いや特徴、そして人気のサーフボードブランドについてご紹介していきます。
[ad1]もくじ
はじめてのサーフボードはどう選ぶべきなの?
はじめてのサーフボードは中古やセット販売でOK。でもしっかり相談できるお店で!
サーフィンを始めよう!と思い立った時に、真っ先に欲しくなるのがサーフボード。
まったくサーフィンをしたことがなく、初めてサーフィンを経験するならば、まずは中古やレンタルボード、また初心者用とされるサーフィンに必要な道具がセットで販売されているセットボードなどを購入してみて始めてみると良いと思います。
ただし、初心者用とされる安価なセットボードには性能的に問題があるものもあるので注意が必要です。
また中古で自分に合ったボードを見つけるのはまだ知識の浅い初心者さんには至難の業です。
「始めるのに分かんないし何でもいいや・・・」
と、適当に購入してしまいたくなるのも解ります。
でもちょっとまった!
まずは海に行ってサーフィンしてみて、「面白い!続けよう!!」と少しでもサーフィンの魅力を感じたのであれば、自分に合った性能の良いサーフボードをしっかり相談できるお店でゲットされることが上達への秘訣の一つです。
インターナショナルサーフボードブランド(海外ブランド)について
モデル選びに注意しよう!
日本で販売されるサーフボードには、海外でシェイプされ生産されるインターナショナルブランド、そして日本人シェイパーによってシェイプされ生産されるドメスティック(国内)ブランドがあります。
メジャーなインターナショナルブランドのサーフボードのモデルの多くは、海外のトップアスリートライダーのフィードバックを取り入れ作られています。
つまりトップアスリートサーファーのスキルで、パフォーマンスに満足のいくデザインと言えます。
また日本の波質に近いポイントで開発させるモデルもありますが、多くが海外のパワーフルでグッドコンディションな波で開発されているモデルが多いのも事実です。
そのため、日本人の初心者や初級者、またスキルの少ない一般のサーファーにとって、モデル選びを間違うと、日本の波質でのサーフィンでは中々波に乗れないと悩んだり、パフォーマンス重視なデザインが不安定に感じてしまい乗りづらくステップアップの妨げになったりとモデル選びには注意が必要です。
外国産と国産のクオリティーの違いを知ろう!
インターナショナルブランドのサーフボードは、完成されたボードが輸入されるものと、シェイプされたブランクスを日本でラミネートされるものがある
シェイプされたサーフボードがラミネートされる際、混入した空気が仕上げ樹脂の表面に生まれ、サンディング仕上げの時に小さな空気層の穴として表れる場合があります。
これをエアバブルやピンホールと言われます。
海外生産のボードは、このエアバブルに処置を行わずにそのままに販売しているのが多くあります。
こういった物はエアバブルからジワジワと水が浸入し、黄ばみを生じたり、フォームまで達していると海水が浸入して使用しているうちにボードが重くなったりと支障が生まれてきます。
海外と日本ではサーフボードの捉え方が違う。
これによってクオリティーに違いが生まれている?!
海外のサーファーと日本のサーファーでは、サーフボードの品質に捉え方の違いがあります。
海外では、エアバブルによってボードが痛んだ時には消耗と考え、ボードの価格も安いので買い替えをします。
しかし日本人特有なところと言うか、日本人はサーフボードを芸術品として捉えたり、ボードを長く大切に乗るところもあり、このエアバブルに神経質な所があります。
そのため、同じインターナショナルブランドのボードでも、正規品と並行品が存在します。
正規品がシェイプされたブランクスを輸入して、日本のファクトリーで丁寧にグラッシングされ、エアバブル処理もしっかり施されたものになります。
手間が掛りクオリティーも高いため、価格は高めになります。
一方、平行輸入は海外からそのまま完成されたボードを輸入し、そのまま販売されたものになります。
エアバブル処理をされていない商品が多い恐れがあるので、消耗は早いと理解の上に乗ることが必要です。
ライセンス生産を知ろう!
ライセンス契約により同じブランドでも他国産が産まれてくる
インターナショナルブランドの殆どが、今やマシンシェイプによる大量生産サーフボードであると認識しても間違いないと言えます。
各ブランドはファクトリーを自国に持っていますが、シェイプデーターをライセンス契約で販売して、他国でもブランド名を名乗り、ブランドディケル(マーク)を入れて生産・販売することを可能としています。
アメリカのサーフボードブランドが、オーストラリア、インドネシア、南アフリカなどの工場にライセンス契約を結ぶことで、同じブランドでも他国産が生じて来るといった感じです。
マシンシェイプと言っても、最終段階の仕上げは人の手によって仕上げられます。
ということは、同じブランドで同じモデルでも、シェイプや性能などに大きな違いが生じているということです。
そんなの気にしないといった方は問題ないと思いますが、やはりクオリティーの違いについては注意したいところですよね。
国内サーフボードブランドについて
日本の波にあわせた、日本人特有の丁寧な仕事によるサーフボード造りが魅力的
国内サーフボードブランドは、日本国内で発祥し、日本人シェイパーによってシェイプされ、日本人スタッフによってグラッシング、サンディングされ生産されているサーフボードです。
何よりのメリットは、間違いなく日々変化をする日本の様々なポイントでサーフィンをして、その波に合わせたデザインのボードを生産しているので、日本でのサーフィンでの乗りやすいサーフボードを生産していることだと言えます。
また日本人特有な丁寧な仕事によるハイクオリテーな仕上がりでしょう。
今や多くの国内サーフボードブランドもマシンシェイプを導入していますが、まだまだハンドシェイプにこだわりユーザー目線で細かい対応をしてくれるブランドも存在しています。
人気のインターナショナルブランド
チャネルアイランド(アル・メリック)
サーフボードブランドで知らない人は居ないほど最も有名と言えるブランドではないでしょうか。
1969年に誕生したアメリカのサンタバーバラの工場から生産されるブランドです。
オーストラリア・バリ・南アフリカなどのライセンスボードも存在します。
最近国内ディーラーやネット並行販売店も多く、海でも大変多く見かけるブランドです。
トムカレンからデーンレイノルズといった気鋭のサーファーまで多くのプロサーファーをサポートしてきています。
シャープアイ
1980年代から日本のディーラーでも見かけましたが、今やWCTで大活躍のフィリッペ・トレドで一躍有名となり、オリンピックで期待のカノア・イガラシ、村上舜も愛用しているアメリカのサーフボードブランドです。
シェイパーはブラジル出身のマルシオ・ゾウビ。
アメリカに移住してから1992にカルフォルニアのサンディエゴで正式にブランドをスタートし、シェイプの評判が一気に知られる存在となり、現在の人気と注目の的になっています。
JS(ジェイソン・スティーブンソン)
オーストラリアのシェイパーと言えば、今や真っ先に出てくるブランドではないでしょうか。
パーコことジョエル・パーキンソンの活躍により、知られるようになったブランドでしょう。
現在オリンピック期待の一人、大原洋人も持っているブランドです。
TOKORO
ハワイのシェイパー、WADE TOKORO(ウェイド・トコロ)
多くのトップサーファー、また玄人サーファーにも絶対な信頼を持てるシェイプを生み出しているシェイパーです。
日系ハワイアンで、日本にもよく滞在し、日本の波もよく理解していて、日本の波質に合ったサーフボードをシェイプするのも人気の理由でもあります。
人気の国産サーフボードブランド
JUSTICE(ジャスティス)
全国に多くのディーラーを持ち、ベーシックなモデルから斬新なデザインのモデルなど様々なモデルを開発していて、全国の各ポイントでもよく見かけるのではないでしょうか。
自社ファクトリーにマシンを持ち、マシンシェイプ中心で生産している千葉発祥の大手ブランドです。
ROCK DANCE(ロックダンス)
湘南平塚発祥の全国に多くのディーラーを持つ大手ブランドです。
こちらも国内で有名なブランドとして、知られているブランドでしょう。
稲葉レオを中心に、多くのプロをスポンサードしています。
まとめ
海内外様々なブランドが存在しますが、その中でも最も有名と思えるブランドや注目されているブランドを紹介してみました。
各メーカー、ターゲットユーザーカラーがあり、コンペ志向やエンジョイ志向かを判断してブランド選び、そしてモデル選びをされることがおすすめでしょう。
またストックでそれなりに合ったボードをゲットするか、確実に自分に合ったボードをオーダーしてゲットするかも、サーフィンの楽しみ方によっては重要になります。
いずれにしても、しっかり相談も出来る信頼を持てるサーフボードを自分なりにチョイスされることをおすすめ致します。
チャンネルアイランド公式サイト