乗れてないのは波のせい?腕のせい?

Oyajisurf

Oyajisurf.comの管理人。
毎朝仕事前に足繁く海へ通うが子供が生まれてからは週末サーファーに。競い合うのは苦手で、良い波より人の少ない波を選びゆるゆると楽しんでいる。本業はIT関連の個人事業主。
ホームポイントは宮崎県の木崎浜。

昨日午後からまるで台風のような強い風が吹き荒れ、宮崎市内のポイントはほぼクローズアウトになったようです。
今日は低気圧が東に抜け東風から西風に変わる予報。

サイズは一気に下がるとのことですが、木崎浜は一晩で落ち着くでしょうか。
できれば時間を無駄にしたくないのでチェックは一カ所で決めたいところですが、オフショアの木崎浜か、一段サイズの落ちる青島に行くか悩みどころです。

早朝5時半、熱湯を注いだポリタンクをハッチバックに放り込み出発です。
車の外気温は17℃。12月の早朝ですよ、ほんとか?
寝起きで冷え切った体は風が冷たく感じ、とても17℃とは思えません。

今日もハードなコンディションになる可能性があるので、朝食をコンビニで調達し、木崎浜へ。
暗闇の中の海は満潮によりたぷたぷうねうねとし、ビーチに平行に沿った分厚い白波の筋が幾重にも沖の方まで見えます。
風は合っていますがまだクローズです。さっさと青島へ向かいましょう。

普段はまだまっくらな時間帯ですが今日は既に海側の空は青白く明るくなってきています。
雲が無く今日は気持ちの良い快晴になりそうです。

青島に到着し、いつものように無料駐車場に停めますが相変わらずガラガラです。
スマホの明かりで車内が薄っすらと光っている車が数台。サーファーでしょう。

車を停めさっそく波をチェックしに行きます。

場所:青島 ホテルANAホリデイイン前
天気: 快晴
サイズ: 腹 セット胸
風: 強いサイドオフ
面: 悪くはない
潮回り: 満潮

はっきりとしたワイドなうねりがいつまでもブレイクせずに寄せ、インサイドで一気にあちこちからブレイクしています。
波の周期が長いので、セットの合間に出ればゲティングアウトは楽そうです。

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車に戻るといっきにサーファーが増えています。
私もさっそく、と思ったらお腹がぐるるぅーと唸りはじめ便意を催します。
あーまた、このタイミングで。。。

無料駐車場に併設されている真っ暗なトイレに駆け込みます。
上着を扉の上部についている棒に掛けると、上着がバサッと床に落ちます。

「おぅのーぅ!」

暗くて見えませんが絶対便器の下に垂れこぼされたものなどが付いたはずです。
お気に入りで結構な値段がした上着なのに。。。

気を取り直して車内でいつものようにウェットスーツに着替えます。
昨日の悪天候のせいでウェットスーツは乾いていません。

「いゃーん、気持ち悪いし冷たーい。」

ビーチへ向かうと、随分潮が来ておりビーチはほんの数メートルしかありません。
狭いビーチでストレッチをしている最中にも水が押し寄せてきて、さっそく濡れてしまいます。

「うひゃっ!まだ心の準備がまだなのよ!」

セットが過ぎ去った後にシーンと静まりかえるタイミングがあります。
そのタイミングを見計らってドバドバと浅瀬を走りボードを放り投げ飛び乗るようにゲティングアウト。
ノードルフィンでアウトに出られました。
アウトには二つの集団が形成されており、左手子供の国寄りのラインナップに紛れます。

さっそくうねりを追いかけるも、いつまでもうねりは崩れずなかなか波を捉えられません。
セット以外の波はインサイドで一気に崩れるので乗れそうにありません。
セットを待つものの、セットの間隔が長くトライする回数もおのずと少なくなります。

ようやく捕えたタル早い波ではワンターンでスープに捕まってしまいます。

そうこうしているうちに人もどんどん増え、気がつけば子供の国付近まで流されています。
パドルでホテル前まで戻りトライするも、相変わらずなかなか捕らえきれません。

どうもポジションが悪いようです。
私が居る付近はおそらく深い部分なのでしょう。
はっきりしたうねりは入ってくるものの途中で波は力を失いテイクオフさせてくれません。
さらに、沖へのカレントも出ているようです。たびたびインに戻り、気がつけばまたロングボードと同じラインへ。
行ったり来たりを繰り返しているだけの時間が過ぎていきます。

とはいえ人が多い場所へは行きたくありません。
ついつい人の少ない乗れない場所に居座り、バタバタと乗れないうねりを繰り返し追いかけ続けます。

そんな時、切れたセットが正面に現れます。
よっしゃ!と言わんばかりにピークの切れ端を目指してパドル。
ボードが滑りだし、落ち着いてテイクオフするとしっかりとフェイスが残っています。
浅くターンしそのままアップスンを一漕ぎすると、進行方向から別の方が乗って来ています。

やばいと思い、プルアウトするため波を上ります。
するとあちらの方も危険を察知して私よりワンテンポ早くプルアウト。
譲ってくれたようです。

しかし、私も既に波のトップ付近。
体勢を変えれずそのままプルアウト。。。せっかく譲ってくれたのにごめんなさい。

ほぼワンターンのみでプルアウトでしたがこれが今日の一番の波でした。
今日の成果はおそらく3本くらい。しかも全部ワンターンのみ。

時間になり岸へ上がります。
帰り支度を済ませ、今度はカメラを持って再度ビーチへ。

ファインダー越しに見ていると、皆さん結構乗ってらっしゃいます。
私はまともに乗れませんでしたが、ほんとうは全然乗れる波なんでしょう。

乗れないのは波のせいだ。そう思っていましたが明らかに技量の問題です。
全然上達しない自身の運動スペックに嫌気がさしてきます。

それでもきっと諦めずに海に通えば今からでもきっとうまくなれるはず。
これまでの39年間、好きな事はただひたすらに努力を積み重ね知識と技術を身に付けてきたじゃないか。
そう自分に言い聞かせ明日もがんばるぞと自分を奮い立たせると、晴れ渡った空の鮮やかな青が胸に染み入りなんだかスッキリした気分になるのでした。

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この方とってもお上手でした
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これぞオフザリップと言わんばかりの天を刺すようなボードさばき。かっくいー
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ロングボードのかたもロングライディングキメてらっしゃいました。乗れてないのは私だけ!?

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